報告)(3期中級登山教室)残雪の那須(茶臼岳・朝日岳)ー山と交流の修了山行ー  佐藤はるな

【日 時】2026年3月28日(土)~29日(日)

【天 候】1日目/晴れ 2日目/晴れのち雨

【参加者】11名/講師:近藤、講師 野口(い)、飯田、スタッフ: 中原、         受講生:浅野、 小澤(拓)、佐藤(は)、高岡、中島、祢津、山本(曜)

【行 程】1日目10:20~50峠の茶屋第一PA(登山口)→11:55~12:20峰の茶屋跡避難小屋→13:05~13:15茶臼岳→14:00~05峰の茶屋跡避難小屋→14:40峠の茶屋登山口=18:00麓の山小屋(泊)2日目/7:25麓の山小屋発=8:00~35峠の茶屋登山口→9:35~50峰の茶屋跡避難小屋→11:00~05朝日岳肩→11:15~40朝日岳→12:45~13:14峰の茶屋跡避難小屋→14:00~30峠の茶屋登山口=14:50~15:40那須高原ビジターセンター(解散)

【記 録】

◇1日目◇那須岳は雪が少ないとの事前情報だったが、幸い数日前に降雪があり、雪山を楽しむことができた。当日、メンバーは3台の車に分乗して現地へ向かった。大きな渋滞もなく、概ね順調に峠の茶屋第一駐車場へ到着。事前に宿泊先の中村仁さんから山の状況を伺っていたこともあり、チェーンスパイクなど必要な装備を整えた。

登山口から茶臼岳へ歩き始めるとすぐ、半分以上雪に埋まった鳥居が現れ、身をかがめて通過した。積雪は少なく、チェーンスパイクで対応できた。谷に沿って登り、峰の茶屋跡避難小屋で昼食を摂り、茶臼岳を目指す。ここから空気が急に冷たくなった。

13時過ぎに茶臼岳登頂。天候にも恵まれ、青空の下、山頂から那須の山々を一望できた。天候にも恵まれ、青空の下、山頂から那須の山々を一望できた。残雪の山並みは非常に美しかった。お鉢を回って下山し、駐車場まで往路を戻る。

車で大丸温泉から東へ少し奥に進み、駐車場からしばらく下ると北温泉だった。つげ義春調の昭和レトロな温泉で汗を流した(この直前につげ氏ご逝去された)。スーパーに寄って食材などを購入して、麓の山小屋へ向かった。宿はしゃれたログハウスだった。食事係と助っ人の奮闘で鍋(ウィンナとベーコン等のトマト鍋、シーフードの豆乳鍋)とアヒージョが食卓に並び、差し入れのおかずやお酒、ワインも加わって豪華な夕餉となった。

 

山小屋のご主人中村仁さん(JAC青森支部支部長)も交えて食事を囲みながら、山の話に限らずさまざまな話題で盛り上がり、にぎやかな時間となった。ノルウエイジャンの猫のエイルちゃんも名接待役を務めた。普段の山行中にはなかなかできないゆっくりとした交流の時間でもあり、卒業山行らしいひとときだった。

◇2日目◇朝の小屋の前庭には野鳥が沢山訪れていた。猿も来るそうだ。

記念写真を撮って朝日岳へ向かう。峰の茶屋跡避難小屋への道で、谷にカモシカを目撃。

避難小屋から先は、剣が峰の長いトラバースがあり、朝日岳肩へ登る巻き道は左側が切れた細い道で、それぞれ講師の指示を受けながら慎重に通過した。

朝日岳山頂に着くと、南に茶臼岳が一望され、北には三本槍がゆったりと高く、旭岳の鋭くとがった山容が素晴らしかった。その奥には南会津の二峰性の二岐山が望めた。北西正面の流石山から大倉山を経て三倉山へいたる長い県境大分水嶺尾根も壮大だった。

名残を惜しみながら下山した。

帰路は、雪が溶けたのか登山口近くの鳥居は朝より姿を現していた。

下山後、那須高原ビジターセンターを訪れ、中村さんから那須の動物や自然、地域の歴史やセンターの活動などのお話を伺った。熊の爪は先端まで骨が詰まっていて、これにやられたらひとたまりもなさそうだ。

普段は登ることそのものに意識が向きがちだが、その土地の背景を知ることで山への理解もより深まるように感じた。

中級登山教室の締めくくりにふさわしく、これまで学んできたことを実地で確認しながら、学びべた二日間だった。技術面だけでなく、参加者同士の交流も含めて印象に残る卒業山行となった。(写真/受講生)

PAGE TOP