2026年5月31日(日)、武蔵五日市駅から上養沢行バスに乗り宝沢バス停で下車、林道宝沢線に入り徒歩約25分の林地で、「登山中におけるロープ使用法」についての講習会を行った。事前に講習場所として森林所有者の方に了解を得て実施できることになった。
講師は川瀬安全対策委員長、スタッフに安全対策委員2名、受講生は10名であった。
はじめに、講習で使用するギア類(ロープ、スリング、安全環付きカラビナ等)についての説明ののち、基本のロープワークとして、エイトノットの結び方、150㎝テープスリングと安全環付カラビナを使用した簡易ハーネス(チェストハーネス)の装着方法について実習した。

フィックスロープの掛け方を学ぶ
次に、山林内に移動し、沢とその周辺の踏み跡や傾斜を利用して、トラバースの際の安全確保のためフィックスロープをどのように張るか、実習を行った。講師の実例による説明を受け、受講生一人一人が地形の状況から立木を利用してロープを張り、他の人が張ったフックスロープを使って歩いてみるなどして、設置方向や張り具合を確かめ合った。

昼休憩をはさみ、搬送法として、負傷者を一人で移動させる、2人で移動させる、複数人で抱えて運ぶ方法について、役割を変えながら実習した。
最後に、カラビナとスリング、ロープを使用した懸垂下降のシステムを受講生全員が順番に実習した。慣れない動作に時間がかかったが、いろいろなロープの活用法を学ぶことができた。登攀を行なわないハイキングであっても、登山道が崩落している場合やアクシデントが生じる可能性はある。そのようなときでも10~15m程度のロープ、スリング(長、短)、カラビナ(環付含む)があれば、不安定なトラバース路の通行時の安全確保や滑落者の安否確認等を行えることを体感することができた。(文/田邊、写真/川瀬、ボシエール)

懸垂下降のシステムを学ぶ




