第60回雲南懇話会・講演会が下記のように開催されます。
講師はそれぞれ個性的で、内容は山岳関係者にも興味深いので、是非ご参加ください。
日時:2024年12月22日(日)13 時~17時
会場:国際協力機構(JICA)市ヶ谷ビル https://www.jica.go.jp/domestic/hiroba/about/map/index.html
参加費:2,000 円(学生は無料) 演題、講師は以下の通り。
1.「ゴリラの森からヒマラヤの氷河まで -動物の腸内細菌を通じて見える世界-」 中部大学応用生物学部・教授 牛田 一成
牛田先生は腸内細菌研究の第一人者。ヒトの進化と腸内細菌の進化・適応に関心をもち、アフリカで野生のチンパンジーやゴリラの腸内細菌、食物や栄養の研究に携わり、今ではライチョウなどの絶滅危惧種の研究を行っている。著書に『ゴリラの森でうんちを拾う―腸内細菌学者のフィールドノート』などがあり、「ウンチハンター」とも呼ばれている。
2.「極地から地球がみえる」 朝日新聞 南極・北極専門記者 中山 由美
中山記者は南極、北極、パタゴニアやヒマラヤの氷河を取材し、地球環境を探る「極地記者」。南極大陸には約40億年前の岩石が姿を見せ、見上げればオゾンホールが開き、温室効果ガスの二酸化炭素濃度は上昇、氷床の融解も観測される。南極は地球の太古から今、そして未来を私たちに語りかけている。著書に「北極と南極のへぇ~ くらべてわかる地球のこと」、「南極で宇宙をみつけた!」(草思社)など。南極プロジェクトのホームページhttps://www.asahi.com/special/nankyoku/
3.「単独で、ナイフもなく、徒手空拳で森に放り出されて、生きていけるだろうか?
〜石器時代へのタイムトラベル〜石器時代からの呟き〜」
探検家、医師、武蔵野美大名誉教授 関野 吉晴
1993年から10年かけ、アフリカから南米へ、祖先の拡散の足取りを辿る旅グレートジャーニーを行った。アマゾンのマチゲンガはナイフ一本あれば、一人でも、そこの素材で家、服を作り、食料を獲得して生きていける。石器時代の家づくり、生活用具作りと採集狩猟生活。関野先生は生物資源利用だけの持続可能な家づくり、道具作りを追求し、実験をしている。その暮らしぶりの一部を紹介する。著書に「グレートジャーニー探検記」、「人類滅亡を避ける道:対談集」など。
講演申込:Google Form https://forms.gle/XczjBYxUbqsPsFxc6 へ入力、
または h2000yamagisi@gmail.com へ「第60回雲南懇話会申込み」と題してお申込みください。
(雲南懇話会・代表幹事 山岸久雄)