報告)2月 定例山行 『丹沢主脈縦走』

−青空のもと、展望と雪景色を堪能−

 

【日 時】

2025年2月8日(土)~9日(日)

 

【天 候】

晴れ

 

【参加者】

8人/L内藤、SL古谷、安藤、上原、内田、榊原、辻、東

 

【行 程】

1日目/8:00JR藤野駅(タクシー)=8:30~50釜立林道ゲート→11:20~35黍殻避難小屋→12:45~13:10姫次→15:35蛭ヶ岳→15:40蛭ヶ岳山荘(泊)

2日目/7:30蛭ヶ岳→10:05~25丹沢山→11:50~12:25塔ノ岳→14:55~15:10見晴茶屋→16:10大倉バス停

 

【記 録】

2月初めまで雪がない状態で気を揉んだが、1週間ほど前にまとまった雪が降ったようだ。山道に入ると雪がつき始め、縦走路まで登るとすっかり雪景色に。黍殻避難小屋でアイゼンを装着して、長大な尾根を根気よく登る。雪景色で本当によかった!姫次で昼食。富士の姿に力をもらう。蛭ヶ岳はまだ遠い。広がる展望に力をもらいながら長い階段を登り、蛭ヶ岳山頂に到達。今日は平野部でも強風の予報だったが、意外にも山頂は静穏。富士山から相模湾にかけての大展望をじっくり味わった。さて隣接の小屋に入って人心地ついたところでサプライズ。なんと明日が蛭ヶ岳のダイヤモンド富士。メンバー持参のおでんとアルコールでよい気分になったころ、日没ショーのはじまり。富士山頂に沈む夕日を目に焼き付けた。夕食後は東京の夜景。そして翌朝の日の出。茜色に染まる富士。名物カレーの夕食も悪くないが、丹沢最高峰からの風景のフルコースがこの小屋の御馳走だと思った。

翌日も晴天で風は静穏。もう一度山頂からの展望を満喫してから出発。鬼ヶ岩の難所を慎重に越えて、雪上の稜線歩きを楽しみながら丹沢山へ。塔ノ岳が近づくにつれて、雪が解けて泥濘状になったところが多くなり、多くなった登山者とのすれ違いに悩まされる。これは北から南への縦走の欠点だろう。混雑する塔ノ岳で昼食を取って、アイゼンを外す。花立ノ頭を越えるとほぼ雪は無くなった。そこからは大倉尾根の長くて辛い下り。2日間縦走してきた脚にはこたえる。へとへとになりながら大倉バス停にたどり着いた。主脈縦走はどうやら南から北への方が気持ちのよいフィナーレを迎えられただろうな、などと若干の後悔を感じつつも、素晴らしい風景と好条件の天候に支えられて歩き通した充実の2日間であった。(文/内藤誠之郎、写真/内藤誠之郎、安藤隆生、辻正人)

富士に沈む夕日 蛭ヶ岳山頂(ダイヤモンド富士前日)(安藤)

蛭ヶ岳山頂からの東京の夜景

日の出 蛭ヶ岳山頂にて(内藤)

朝日に染まる富士 蛭ヶ岳山頂にて(内藤)

相模湾の夜明け 蛭ヶ岳山頂より(内藤)

蛭ヶ岳山頂にて(安藤

富士と南アルプス 蛭ヶ岳山頂より(内藤)

鬼ヶ岩の難所(内藤)

丹沢山山頂にて(辻)

光る相模湾 大倉尾根を下る(内藤)

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