お知らせ)訃報 阿部雅龍さま

東京多摩支部の会員で冒険家の阿部雅龍(まさたつ)さま(41)が3月27日、ご病気のために逝去されました。葬儀は近親者で済まされ、「人力チャレンジ応援部」が後日、お別れの会を開くとのことです。

阿部さまは秋田大在学中に冒険活動を開始。南米大陸の自転車縦断やアマゾン川のいかだ下り、2019年には、「メスナールート」の単独踏破によって南極点を踏んだ。21~22年に白瀬矗(のぶ)中尉が目指した南極の「白瀬ルート」に、単独徒歩で挑戦し、天候不良などにより途中で断念したが、2022年「植村直己冒険賞」を受賞した(会報49号p.1 49号(2022年8月)会報 – 日本山岳会東京多摩支部公式サイト (jac.tokyo))。昨年8月、「白瀬ルート」による南極点再挑戦へ準備を進めているさなかにご病気が発覚した。「夢はすべて実現する」言われた阿部さんが、夢の実現の途上だったことは無念だっただろう。しかし、ある意味で凝縮し、充実した人生といえるかもしれない。2021年に多摩支部の新入会オリエンテーションに参加されたときの、鍛錬され、日焼けされた精悍なご様子と、人なつっこい笑顔が記憶に残る(会報45号p.1、後列左端)。明確な意思を持たれた方のさわやかさも感じた。阿部さんが伝えていた、夢を持つ大切さを心に刻んでおきたい。合掌。

 

 

 

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました