報告)房総の鋸山(晩餐会記念懇親山行)ー房総の遺構、石を運ぶ道とひかる海ー

【日 時】2024年12月8日(日)

【天 候】晴れ

【行 程】JR浜金谷駅9:50→車力道入口→猫丁場→展望台→山頂→展望台下(昼食)→観月台→14:55浜金谷港

【参加者】多摩支部:近藤、清水(茂)、西山、中原(本部の係) 計4名

【記 録】海とその向こうの富士山がみえてきて車内のテンションが上がったようだ。9時半、無人改札のJR浜金谷駅前には30人強の山岳会の面々が集まっていた。千葉支部のM氏が山行のリーダーで3班に分かれ出発。各班に千葉支部会員の班リーダーが入り、隊列まばらに金谷の町の中を歩きぬけて車力道分岐へ。車力道は鋸山から切り出した「房州石」を麓まで荷車で運びおろした轍の残る道だ。登山道としては歩きやす

いが、240kgを乗せた荷車を制御するのは女性だったとか、想像がつかない。山腹の石切場、猫丁場は往年の石工が石壁に猫を彫ったあとで、すぐ横に石塊をハート型にくりぬいた写真スポットは復興事業の一環だそう。展望台302mに上がると東京湾が一望でき、視界は千葉の山並み富山・伊予ケ岳まで広がる。房総半島の海岸線が南に伸びて海と陸を分けているさまは山に分け入る登山と違う感慨がある。20分で着く山頂は地味な山名標のある329m。昼食の後全体写真を撮って一部散会下山。見上げる石壁と切り出しの跡に「遺構」の重みを感じつつ、観月台コースを下り、港から出る船で帰路に着いた。(文:西山、写真:中原、清水(茂))

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