報告) 第11期初級登山教室「高川山」

~寒波の合間、冬の山歩き実習山行~

 

日 時

2024年12月21日(土)

 

天 候

晴れ

 

参加者

30名(受講生17名、スタッフ13名)

〈A班〉小原、曾木、高原、田邊、藤原、三田、渡辺、班L中村(敦)、班SL高岡、SP辻、SP高田、総括L宮崎

〈B班〉小野、木谷、齊藤、田所、水内、班L山内、班SL吉田、SP小澤、講師:野口

〈C班〉足立、川栄、寺倉、ボシエール、毛利、班L皆川、班SL浅野、SP宮崎(順)、山行L西山

 

行 程

9:00初狩駅→9:25登山口9:35→10:15男坂女坂分岐→10:25沢ルート合流→10:45男坂女坂合流→10:50休憩地点11:00→11:15高川山山頂11:25→古宿分岐→11:40分岐(休憩・講習)12:40→古宿分岐→13:30シラノサワ登山口手前(講習)14:00→14:45浄泉寺14:55→禾生駅15:10

 

報 告

無人改札の初狩駅に8:30分着の電車から17名が降りてきた。高川山976mが今日の実習場。回を重ねるごとに受講生は集合等もこなれてきている。体操・班ミーティングのあと9時にスタート。中央線のガード下をくぐり自徳寺の墓苑の横をゆっくり上り登山口へ。衣服調整後、沢ルートを分けて尾根にとりつくと最初から急だ。

急斜面を登る

急斜面を登る受講生

適地がないけれど、慣れない冬山の衣服調整を慮り各班が適宜休憩を入れていく。男坂女坂分岐から女坂をすすみ途中沢ルートと合流して、回り込んで尾根に戻る。途中谷筋の崩落箇所にフィックスロープが取り付けられていてゆっくりと確実に通過する。

崩壊地をゆっくりと通過する

男坂と再び出合う尾根で冬の木立の葉が落ちて中央線沿線の山々をとらえることができるが、狭い登山道で立ち止まることもなく登りに集中している様子。一上りすると平坦地890m地点、風もなく陽だまりの中なごみムードの一休み。M講師から休憩時に現状を分析して次のポイントまでの自分なりの行動指針を考え用意することが、パーティー登山をスムーズに進行させるとレクチャー。真顔でうなずいている受講生。

A班、登頂

B班、登頂

 

 

 

 

 

 

C班、登頂

15分ほどしてぞろぞろつながって山頂に上がれば、満員御礼の人混み。360度の山並みが広がっているが、あいにく富士だけは、雲が覆いかぶさり半身だけ見せていた。

富士山は雲隠れ

ごった返すような雰囲気に早々に下りて、鞍部の分岐は下山路になると確認して登り返して休憩地点へ。設定タイムより50分ほど先行しているので、昼食とアイゼン装着練習をじっくりとする。各自がチェーンスパイク、軽アイゼンを着けてみる。実際の装着時にはこんなにコンディションがいいわけではないとの言葉を実感するのは次の実習の石割山になるのだろうか。

チェーンスパイク、おnewです。

分岐へ戻り山腹をジグザグしながら下りて沢筋をたどり、50分ほどで山道が終わったので、パッキングの講習をする。各班のリーダー、M講師、N講師のパッキングを開陳してもらい、説明を聞く。他人のバックの中味はたとえザックでなくても興味深いが中味以上に入れ方や入れ順なども参考になる。

班ごとにザックの中をひろげて。

 

加えて、山中にあったトラロープの性質と使い方についても聞く。古宿の集落を過ぎて車道にでると間もなく浄泉寺に着く。15時前、境内でミーティング。寒さをしのぐ場面もない一日で負荷も少なく余力を残す実習山行であった。(文/西山、写真/辻)

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