【日 時】
6月8日(土)~6月9日(日)
【天 候】6/8晴れ、6/9晴れ後曇り後小雨
【参加者】13名/受講生10名、スタッフ3名/講師・総括L中村(正)、講師・野口(い)、スタッフ・ 石川 (A班)山行L小澤(拓)、乙川、佐藤(は)、中島、山本 (B班)サブL浅野、高岡、 中山、祢津、山下(和)
【行 程】
(1日目)8:45~8:50JR韮崎駅=9:45~10:15瑞牆山荘→11:10~12:40富士見平小屋→ 14:50~ 15:20瑞牆山(2230m)→17:20富士見平小屋(テント泊) (2日目)6:50富士見平小屋→7:50~8:00大日小屋→10:00~10:10砂払ノ頭→11:05~11:45金峰山2,595m→14:25大日小屋→15:15~15:25富士見平小屋→16:20~16:30瑞牆山荘=17:20JR韮崎駅(解散)
【記録】
(1日目)第3期中級登山教室1回目の登山実習。テント泊用の大きなザックを背負い、JR韮崎駅に集合する。予約してあった2台のタクシーに乗車し、約1時間で瑞牆山荘に到着。共同装備の受け渡し、トイレ、体操を済ませて、10:15、出発。ハルゼミの大合唱に迎えられ、緑美しい樹林帯の中を登る。
途中、木々の向こうに見えた瑞牆山に歓声が上がる。
11:10に富士見平小屋に到着、テント設営後、各自昼食を取り、12:40、瑞牆山ピストンに出発する。
天鳥川源流を渡ると大きな割れ目がある巨大な桃太郎岩が現れ、写真撮影に興じる。この先は岩だらけの急登となる。ハシゴや鎖を頼りに岩場を登る。
14:50、瑞牆山山頂に到着。切り立った山頂から西に八ヶ岳が望め、北東には明日登頂する金峰山も望めた。往路を戻り、17:20に富士見平小屋に帰着。
富士見平小屋はレストランもしていた。立ち寄りたい誘惑も・・・。小屋の前から樹間に富士山が見えた。女性用トイレはルームが一つしかなく、行列に並ぶことが多かった。
すぐに水汲み、食事準備に取り掛かる。水場は小屋から近く、水量も豊富だった。中島シェフが腕を振るった豚と野菜の煮込み鍋は疲れた体においしく、〆のラーメンもお腹にやさしかった。夕食の跡片付けなどをして、20時30分頃就寝した。
(2日目)4時30分起床。朝食後、荷物をデポする。女性用トイレの渋滞で出発が20分遅れ、6:50に金峰山に出発した。
樹林帯の中を登っていく。途中、白峰三山が望めるポイントがあった。鷹見岩への道を右に分け大日小屋の前で、巨大な大日岩を見上げながら一休み。
標高を上げるにつれイワカガミやシャクナゲが可憐に咲いていて癒される。
樹林の中、岩場や鎖場も多い。
砂払ノ頭に着くと景色が一変し、視界が開けた。ハイマツの中、右に富士山を望みつつ、岩場の続く稜線を進んでいく。稜線上でヘルメットを被った中国からの女性パーティーとすれ違う。
最後の急登をもうひと踏ん張りすると、11:05、金峰山のシンボル、五丈岩が迎えてくれた。驚くことに山開きの神事に遭遇した。大弛峠から登ってきたのか、山頂には幼い子どもの姿もあった。風が強く、五丈岩の陰で各自持参した昼食を取る。五丈岩から岩場を登り、2,595mの金峰山山頂で記念撮影後、往路を戻る。
大日小屋を過ぎた辺りから雲行きが怪しくなり、急ぎ足で富士見平小屋まで戻る。小屋に到着すると、今朝までにぎわっていたテントはすっかりなくなって、閑散としていた。デポしておいた荷物をピックアップし、瑞牆山荘まで下る。ポツポツと雨を感じたが、濡れるほどではなかった。タクシーに乗車しJR韮崎駅に到着、解散した。
山行計画、食料計画、装備分け…と受講生で分担して準備し、zoom会議を重ね講師・先輩方にアドバイスをいただき行われた瑞牆山・金峰山の山行。学びの多い充実したものになった。
(文:祢津尚美、写真:中級登山教室の皆さま)

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