5月25,26日に神奈川支部が第37回全国支部懇談会を主催し、全国から134名が参加した。
1日目は平塚の湘南平で第1回岡野金次郎碑前祭が開催された。岡野氏は登山家として初めて小島烏水とともに槍ヶ岳に登頂し、日本山岳会の設立に寄与した。
込田支部長、落合平塚市長、橋本JAC会長の挨拶後、岡野氏の孫の岡野眞氏が親族代表として挨拶された。続いて、砂田氏が岡野氏の功績を紹介し、小島烏水の曽孫の相良嘉洋氏が挨拶された。高橋あかね会員がフルートで小諸馬子唄を演奏し、日本の横笛のような哀愁を帯びた音色が人々をいっとき、別世界にいざなった。最後に「引き継がれる山岳祭」の坂井リーダーが挨拶して締めくくった。
その後、グランドホテル神奈中平塚に戻って懇親会が開催された。支部事業委員会の委員長の宮崎(紘)氏(東京多摩支部)が退任し、新たに松田宏也氏(前千葉支部長)が委員長に就任することになり、新旧委員長が壇上に上がって挨拶した。会場には全国の支部員が持ち寄った日本酒が並び、日ごろ交流が少ない方々ともお話しでき、懇親を深めることができた。
2日目はAコースが三浦アルプス横断、Bコースが鎌倉ハイキング、Cコースが自由行動だった。支部からAコースに宮崎(紘)氏と近藤(雅)氏、Bコースに河野氏が参加した。野口はAコースが満員のためにCコースとし、Aコースと同じコースを、多摩支部から日帰りで参加した12 名と歩いた。
逗子から田浦まで約5時間の、アップダウンの多いコースで、最高峰は茅塚の214mのエリアながら累積標高で800m近い登りがあった。予想以上に山深く、深まってきた緑や野鳥のかしがましいほどの囀り、ところどころに南国を思わせる植生、
それに東西の海や港の景色を楽しんだ。西側の仙元山から見た逗子の海には白いットが浮かび、東側の乳頭山から見た横須賀の港には潜水艦の黒い船体が見えた。Bコースは大仏から源氏山公園、海蔵寺、岩船地蔵堂、亀ヶ谷切通、寿福寺などに寄って鎌倉駅まで散策した。神奈川支部はよく統制が取れ、行き届いた運営を行った。感心し、感謝する次第である。
下の写真は、最後の田浦「梅の里」でまったりする参加者で、右が多摩支部隊+元JAC会長の森氏です。