【日時】2024年9月14日(土)~9月15日(日)
【天候】1日目/曇り、2日目/雨のち曇りのち晴れ一時小雨
【参加者】11名/受講生8名、スタッフ3名
<スタッフ>総括L中村(正)、講師野口(い)、スタッフ石川(さ)
<A班>山行SL中島、小澤(拓)、乙川、佐藤、山本(曜)
<B班>山行L祢津、浅野、高岡
【行程】
1日目/8:15韮崎駅(タクシー)=9:20夜叉神峠登山口→10:35夜叉神峠→12:30杖立峠→14:30苺平→15:10南御室小屋
2日目/4:20南御室小屋→6:20薬師岳→7:10観音岳→8:40赤抜沢ノ頭→9:10地蔵ヶ岳→10:00鳳凰小屋→11:10五色ノ滝→12:00白糸ノ滝→13:55南精進ヶ滝→16:40青木鉱泉(タクシー)=17:50韮崎駅
【記録】
1日目/先月の講習山行(仙丈ケ岳)が雨天中止となったため、二か月ぶりの講習山行。晴れているが暑すぎず山行日和。9:20、夜叉神峠登山口(1430m)を出発。夜叉神峠まで和気あいあいと歩く。
10:35、夜叉神峠着。小屋の前の広場で休憩(1790m)。見えるのは北岳かと地図を広げて山座同定。こうして山を楽しむことも必要と講師から教わる。
道中、タマゴダケなどのキノコがたくさん生えていて、秋の山はカラフルだ。
12:30、杖立峠(2180m)通過。14:30、苺平(2515m)で一休み。甘利山、千頭星山分岐がある。南アルプスの原生林の中を登山道が見える。甘利山までトレースしたいルート。小屋が近づき、元気そうな人、眠そうな人、それぞれ。
15:10、南御室小屋着(2435m)。夕食前に外のベンチで談笑。テント場にテントが多い。水が豊富なのがうれしい。ヤナギランが咲いている。鹿害の影響は少ないか。
夕食はビーフシチュー。疲れた身においしい。夕食後は二次会をする人、早めに休む人と思い思いに過ごした。
2日目/早朝、目を覚ますと雨音が聞こえる。一抹の不安な気持ちを感じながら、寝ぼけている体に朝食をつめ込み、レインウェアを着用。外はまだ暗い。4:20、ヘッドランプをつけて出発。歩くにつれ、木々の間からのぞく空が明るくなってくる。雨も小降りになってきた。
稜線に着く頃には雨があがり、朝焼けの雲海に美しい富士山が浮かび、テンションが上がる。しかし、白峰三山なの山頂部は白い雲に覆われていた。ここから三座をつなぐ稜線歩き。
6:00、薬師ヶ岳小屋でトイレ休憩する。
6:20、薬師岳(2780m)着。白峰三山の山頂部の雲がほぼあがり、記念写真撮影ラッシュ。
7:10、観音岳着。小さなピークだが、白峰三山の山頂部の雲が上がり、正面にピークを連ねている。右手に甲斐駒の雲もはれてきた!一段と眺めに興じる。
観音岳を過ぎて、雄大な眺めを堪能しながら歩く。白砂のビーチ(のように見える所)を抜ける。8:40、赤抜ヶ沢の頭で、西にアサヨ峰に通じる早川尾根を分ける。
9:10、地蔵岳のオベリスクの基部、賽の河原に到着。オベリスクを行ける所まで行ってみる。A班とB班の間隔があいていたこと、時間が押していたことから、岩場遊びはほどほどにして出発。
10:00、地蔵小屋(2382m)は建て替え工事中。青木鉱泉までの下りは、南御室小屋のご主人曰く「アドベンチャーな道」。小雨がぱらつく。ザレ場の後は、急な下りの連続で、木の根が張り出して歩きにくい所、手も使うような段差の大きい所が続々と現れる。
ロープ場も数か所あり、気が抜けない。
ドンドコ沢というだけあって、ドンドコ下る。一か所、登山道が不明瞭な所があり、違うルートを進んでしまい後戻りした。途中、転倒したり疲労が見られるメンバーもいたが大事には至らず。
五色ノ滝と精進ヶ滝の落差の大きいこと、スケールに驚かされた。サルオガセの下がる原生林の、霧にかすむ風情もなかなかだった。16:40、無事に青木鉱泉に到着。ほっとしたような、かわいらしいメンバーのお顔。あっ、いつも、かわいいお顔ですね(影の声)。待たせてしまったタクシーに便乗して、17:50に韮崎駅に帰着。打ち上げする人、直帰する人、それぞれに充実した山行の記憶をお土産に帰路についた。
講師、スタッフの方にはグループ登山や宿泊山行についてのノウハウを教えていただき、計画から実行まで充実した経験になった。また企画係(L、SL)に頼りっぱなしだったが、次回以降の課題としたい。
(文/山本曜子、一部、駄文を野口いづみが追加、写真/参加者)