報告)立川サロン 岳習会 読書会全5回の報告

 

最近入会される会員との話で、登山を含めて冒険・探検の挑戦者達の話が通じないことが気になっていた折に、神﨑さんから以前多摩サロンで開催できなかった冒険・探検者達の資料を見せられて開催復活スイッチが入ってしまい立川サロンで実施することにした。

 

第1回読書会

 

基になったのは武田文男著の「冒険物語百年」(朝日文庫)

49話から21話(人)を抜粋した。1回に4人程の冒険者達の読書後に神﨑講師に解説・映像紹介をしていただいた。

 

5回の読書会は、

第1回(8月6日、15名)「海外に向けた日本人の情熱」(槇有恒、植村直己、田部井淳子)、

第2回(8月27日、13名)「ヒマラヤに情熱を燃やす」(エルゾーグ、メスナー、シプトン、ヘルマン・ブール、河口慧海)、

第3回(9月10日、13名)「エベレストを極める」(ヒラリー、テンジン、マロリー、エベレスト卿)、

第4回(9月24日、15名)「極地の探検者」(ナンセン、白瀬中尉、ピアリー、スコット、アムンン)、

第5回(10月8日、11名)「ヨーロッパアルプスと外国人の日本の山」(パカールとバルマ、ウー、ウエストン、オルコット)だった。

読書会冊子

参加者は、既に今回取り上げた21人の冒険者達のことを本などで読んである程度知っている方が半数ほどで、残りの半数が名前も知らない方であった。今回の読書会の趣旨の一つが過去の偉大な冒険者たちを知ってもらい、未知へのチャレンジ精神に興味を持っていただくことであったので、それが半数ほどの少人数で残念であった。

第5回読書会

第1回は、資料が当日配布となり河野が朗読をしたが、第2回以降は、事前配布にして当日参加者に朗読をお願いした。やはり人前で朗読をする機会はほとんどないので朗読者は緊張されていた。会場には神﨑講師が手持ちの本、雑誌、写真集、地図などを会場に展示していただいた。参加者は手に取って観ていたのが印象的であった。このような資料に興味を持っていただくのも今回の趣旨であった。また、先人の冒険者達に興味を持っていただければ幸いである。
(文/写真:河野)

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