お知らせ)神奈川支部主催 登山家 岡野金次郎についての講演会の案内

「近代登山が開花したまち横浜と岡野金次郎-『孤高に生きた登山家』出版記念講演会 -」

岡野金次郎は日本山岳会設立の影の恩人で、小島烏水(日本山岳会初代会長)との槍ヶ岳登頂(1902)は、日本人による近代登山の幕開けとされています。

岡野は横浜に生まれ平塚で生涯を終えました。昨年(2024)は彼の生誕150周年にあたり、5月25日には第1回岡野金次郎碑前祭が、神奈川支部の主催で顕彰碑がある湘南平で開催されたました。

写真は昨年の碑前祭のものです。

昨年10月に、岡野金次郎の評伝『孤高に生きた登山家  岡野金次郎評伝』が、山と渓谷社から出版されました。今回、著者をお迎えして、会員と県民を対象にした講演会を開催します。岡野金次郎の功績と人となりを広く紹介し、本年5月10日(土)に開催する第2回岡野金次郎碑前祭と併せて、功績に思いを馳せる機会としたい。

1.日 時 2025年4月27日(日) 午後2時~3時30分

2.会 場 かながわ県民センター 305号会議室 (定員60名)

横浜市西区鶴屋町2丁目24-2(横浜駅西口から徒歩5分)

3.講 演

(1)「近代登山が開花したまち横浜と岡野金次郎」

①「神奈川ゆかりの登山家 岡野金次郎の足取り」   講師 鈴 木 利英子

②「岡野金次郎と横浜の山岳コミュニティ」      講師 鈴 木   遥

(2)岡野金次郎についての補足的なお話      神奈川支部 砂 田 定 夫

4.参加費 無料

事前申し込みが必要です(定員になり次第締め切り)。下記申し込み先に、氏名、

連絡先をお伝えください。支部会員の方はその旨もお伝えください。

〇申し込み先 神奈川支部 中島 Email :  jac.kanagawashibu@gmail.com

5.書籍の販売(事前予約) 受付にて(山と渓谷社『孤高に生きた登山家  岡野金次郎評伝』

定価2,970円・・割引予定)を販売。ご希望の方は申し込み時に書籍購入する旨お伝えください。

また、砂田定夫さんの著書『山あれば人あり―登山史に躍動した人々―』(日本山岳文化学会 1,500円)も希望者に販売します。本著では岡野金次郎と小島烏水との交友、日本山岳会を創った横浜の岳人たちについて書かれています。

〇講演概要と講師紹介

「神奈川ゆかりの登山家 岡野金次郎の足取り」    講師 鈴 木 利英子

岡野金次郎は、横浜市岡野町(現西区岡野一丁目・二丁目)にルーツがあります。

趣味登山として丹沢山麓に初めて登った人物でもある彼は、地元神奈川でどのように過ごし

たのか?横浜での生誕から終焉の地平塚まで、神奈川県を拠点に各地を巡った登山家としての足取りを紹介します。

講師プロフィール:『孤高に生きた登山家』共著者。平塚市在住。2011年に「平塚市人物史

研究会」を有志で立ち上げ、2013年に冊子「平塚ゆかりの先人たち」(岡野金次郎も収録)を発行。現在は地元の山岳会に所属し、国内外の山を歩いている。

 

「岡野金次郎と横浜の山岳コミュニティ」        講師 鈴 木   遥

明治30年代の横浜を舞台に、日本の近代登山文化はどのように開花したのか?

岡野金次郎を軸に、小島烏水、ウォルター・ウェストン、高野鷹蔵、武田久吉、広重ハッパ―ら、近代登山の先駆者たちと山好きな西洋人たちが横浜で出会い、日本初の山岳会が設立された経緯、さらには小島烏水との晩年までの交流などを紹介します。

講師プロフィール:『孤高に生きた登山家』共著者。平塚市出身。2011年に平塚が舞台のノンフィクション『ミドリさんとカラクリ屋敷』(集英社文庫、第8回開高健ノンフィクション賞次点作)で作家デビューし、フリーランスとして取材・執筆を行う。

〇第2回 岡野金次郎碑前祭

日時:2025年5月10日(土) 午後2時30分~3時40分

場所:平塚市湘南平 岡野金次郎顕彰碑前

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