報告) 早春をめぐるお楽しみ会 自然保護委員会

日時
2025年3月11日(火) 10時-15時

 

場所
国営武蔵丘陵森林公園

ぽんぽこマウンテンで記念撮影

 

 

参加
岡田、河野、村上、横関、渡邉 計5名

 

報告

早春のお楽しみ会として、野火止保全活動PTと合同で埼玉県滑川市の国営武蔵丘陵森林公園の散策を行った。

 

フクジュソウ

森林公園の南口に集合、リーフレットの地図を観ながら歩きはじめる。シジュウカラの声が聞こえ、道の脇にホトケノザやオオイヌフグリが咲いている。寺沼で水鳥が1羽、ゆうゆうと泳いでいた。茶色の頭に灰色の体、ホシハジロと教えていただく。雅広場を過ぎて梅林に着く。曇っていたが、足元でフクジュソウが咲き始めていた。

 

ウメ

ウメの花を眺めながら小高い丘を歩く。月影枝垂、内裏など品種名も凝っている。丘の上から見下ろすと、桃色と白の点描で丘が覆われていた。濃淡の異なるピンクと白のレースが幾重にも重なった豪華なドレスが広がっているようで、圧巻だった。

 

ウグイスの声も聞こえ、晴れ間もでてきて、ぽんぽこマウンテンをめざす。山岳会なので、高みに登って記念撮影、眼下に運動広場の遊具や花壇が見えた。

 

オオミスミソウ

吊橋を渡り、野草コースの南側入口へ。白や桃、紫と色とりどりのオオミスミソウが咲いていた。三つに分かれた艶々な葉も可愛い。林の中、気の早いカタクリも咲いていた。

 

キクザキイチゲ

明るい斜面では、キクザキイチゲの大群に出逢った。ギザギザのある特徴的な葉は小さくて目立たないため、白い花が大きく見える。藤色の花が2株見えた。さらに進むと小さい立札があり、ロープ越しにセツブンソウが待っていてくれた。手の届くところに小さい白い花、中央部の黄色と紫が鮮やかだった。
途中のベンチで昼食。分山沼を越え、サイクリング道路をくぐり、野草コースの北側の出口では、アミガサユリの蕾、シュンランの花に出会えた。

 

カワウ

舗装道路を歩き、山田大沼へ向かう。遠くに水鳥の群れが見え、ここで、双眼鏡タイム。オオバン、カルガモ、カイツブリ、キンクロハジロを御教示いただく。沼を横切る橋の上から、羽ばたきや水飛沫の音、鳴き声も聞こえた。緑頭のマガモの群れ、白黒茶色のコガモの家族、黒いカワウもいる。

 

アオサギ

 

カモ類の多くが渡り鳥で、春には北国へ渡ると教わった。多種類のカモが見れるのもこの時期までと思うと感無量だ。大きい灰青色のアオサギが1羽、ゆっくりと飛び去っていった。

 

 

まだ咲かないルピナスの花壇を横目に植物園展示棟に到着。花壇にクリスマスローズ等が植えられていた。図書コーナー、工作物の展示、鳥の巣や卵の説明など。展示棟の一部は入れ替え中だったが、建物内で休憩ができた。巣箱や餌場があり、シジュウカラたちが遊んでいるのをガラス越しに見ながら、ソフトクリームやコーヒーでカフェタイムを満喫した。チューリップの花壇等を眺めつつ、西口バス停から帰宅した。

武蔵丘陵森林公園では、複数の種類の野花と野鳥を観察することができた。園芸種や花壇も見応えがあり、諸先輩の解説で有意義な1日になった。ありがとうございました。

 

(文/渡邉、写真/渡邉、河野)

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