【日時】
2025年3月8日(土)~9日(日)
【天候】
1日目/曇りのち雪、2日目/晴れ
【参加者】
27名 / 受講生17名、スタッフ10名
[A班]班L村岡、山行L・班SL内藤、小原、曾木、高原、田邊、藤原、三田、渡辺、総括L宮崎(紘)、SP片野 [B班]班L中村(敦)、班SL宮崎(順)、木谷、齊藤、田所、水内、講師 中村(正) [C班]班L皆川、班SL小澤(拓)、足立、内田、寺倉、ボシエール、毛利、谷貝、支部長 野口(い)
【行程】
1日目 / 9:20三つ峠駅→11:10ゲート→12:40~13:10馬返し→14:50~15:10八十八大師→16:30三ッ峠山荘(泊)
2日目 / 5:35山荘→5:50~6:10開運山→6:25~8:35山荘→10:40~11:10送電鉄塔→12:45~13:15天上山→15:05護国神社→14:25河口湖駅
【報告】
1年間にわたった登山教室も、いよいよ締めくくり。受講生には笑顔の中にも緊張感が感じられた。
達磨石のゲートから急登が始まる。股覗き、大曲りと順調に進み、馬返しで昼食。ここまでほとんど雪はない。道はさらに険しくなり脚攣りがあったが無事、八十八大師に到着。アイゼン/チェンスパを装着して、屏風岩下のトラバースにかかる。道は雪に覆われ、アイゼンがよく利く。凍結個所を慎重に通過して一安心。宮崎講師の屛風岩の解説を聴く。降りしきる雪のなか、三ッ峠山荘に入った。
夕食後に修了式。野口支部長から修了証書が手渡され、そのあと和やかに懇親会が催された。受講生一人ひとりから将来の抱負が発表され、立派な考えに感心した。
翌朝は早起きして山頂へ。温かいコーヒーを飲みながら日の出を待つ。山頂に着いた時には富士山は雲に隠れていたが、いいタイミングで雲が取れ、茜色に染まった最高に美しい富士山が姿を現した。続いて雲の上に真っ赤な太陽が昇る。半ば諦めていただけに、喜びもひとしお。
山荘に戻って朝食。山荘の前で中村光吉さんとスタッフの皆さんにも入ってもらって記念撮影。山荘では暖かいもてなしを受けた。名残を惜しみつつ府戸尾根縦走に出発。前夜の雪で、気持ちよく雪の上を歩ける。送電鉄塔で大休止。富士山は隠れてしまったが、河口湖方面の展望がよい。林道横断地点でアイゼンを外して、最後は坪足で天上山に登頂。再び姿を現した富士山に別れを告げ、ロープウェイ駅の雑踏をすり抜けて護国寺まで下山。一本締めで11期登山教室を締めくくった。
河口湖駅は相変わらずごった返していて、慌ただしい別れとなった。厳しい登りの後の富士山の絶景。修了山行にふさわしい山行になったように思う。修了生のこれからの山ライフが実りあるものとなるよう祈念したい。また、山行でお会いしましょう!(文/写真 内藤誠之郎)