東京多摩支部からの参加者
神﨑(軽登山靴クラブ代表)、西村(智)、今田、辻橋、富澤、川口、杉崎、柳田 忽那(軽登山靴クラブ)田中(日大ニ高山岳部OB)
今回の「訪韓アルピニズム友好親善隊2025」は、日本山岳会の同好会・アルピニズムクラブの創立5周年を記念して周年行事として計画された。また、今年が田部井淳子さんのエベレスト登頂50周年に当たることから御子息の田部井進也さんも同行した。
4月11日、神﨑忠男代表に率いられた平均年齢73歳の高齢者軍団14名(うち10名が東京多摩支部会員)が、午後5時過ぎに成田空港を出発した。
- 4月11日(金)
仁川空港に午後8時到着。空港のレストランで夕食、ホテルのシャトルバスとタクシーに分乗してゴールデン・チュウリップホテルに向かう。
- 4月12日(土)
お寺の散策隊6人と北漢山(プカンサン836m)登山隊8人とに分かれて行動した。
お寺の散策隊は、韓国山岳会(CAC)の前会長のチョン・ギボムさんの案内で道詵寺(トソンサ)を見学した。旧暦4月8日はお釈迦様の誕生日で韓国では祝祭日となっているとのことだ。華やかな色とりどりのランタンが吊るされた風景に出会った。
北漢山は、ソウルの北10kmの日本の高尾山のような人気の山であり、白雲台(836m)、仁寿峰(810m)、万景台(799m )の三つの峰の総称である。我々は、最高峰の白雲台(ペグンデ 836m)に登った。
登山隊の8人は、岩山の急登と山頂付近での風雨に悩まされながらも、先頭引率の日本山岳会の会員でもあり、韓国山岳会(CAC)元総務理事のチョウさんと後方引率の元校長先生で山岳写真家でもある大韓山岳連盟会員のハさんの好リードのお陰で、無事、登頂できて大満足であった。韓国国旗が飜える山頂で記念の集合写真を撮った。
下山後、お寺の散策隊と合流、韓国山岳会(CAC)のルームを表敬訪問、昨年長岡で行われた国際山岳平和祭・アジア山岳連盟創立30周年式典や今年の日本山岳会120周年についての情報交換をして友好を深めた。
今夜から2泊お世話になるアジア山岳連盟(UAAA)李仁禎会長のフルバリ山荘へ移動した。フルはフラワー、バリはガーデンを意味するネパール語からとったとのことである。ここは広大な敷地に、立派な本館、レストラン棟、音楽堂が配置されている。
敷地の入口には、日本国旗、韓国国旗、アジア山岳連盟旗がなびき、レストラン棟の壁には、「JACアルピニズムクラブ歓迎」の横断幕が貼られきめ細かな配慮が感じられる。心のこもった韓国料理の夕食の後、音楽堂に移り、1996年エベレスト商業登山で起こった大量遭難を素材としたアメリカ映画「エベレスト3D」の前編をみた。
- 4月13日(日)
漢江ほとりの満開の桜並木を散策する予定も、風雨が強く中断し、韓国の日帰り温泉をのんびりと楽しんだ。夕食は、有名な焼き肉レストランで韓国料理を堪能した。
フルバリ山荘に戻り、カラオケを楽しんだ後、音楽堂に移り、昨年のアジア山岳連盟の30周年記念の様子や、田部井進也さんによる「東北の高校生の富士登山」が映像で報告され、昨夜の「エベレスト3D」の後編を見た。
- 4月14日(月)
フルバリ山荘をあとに、雨の中、専用バスでソウル市内の観光に。1395年建立の第一の正宮景福宮を見学。ここで、一日早く帰国する三人と別れた。われわれは、今夜泊まるソウル市内の「ロイネットホテルソウル・マポ」にチェックインした。
夕食会は、今回お世話になった韓国の方々をわれわれ日本側が招待した。有意義な懇談の場が持たれた。この席に国立放送KBSの記者も同席していて、会食後、UAAA李会長、ぺ事務総長、神﨑さん、田部井進也さんにインタビューがあり、翌日、放映された。夕食会のあとは、チョウさんの案内で、地下鉄に乗り、ロッテマートに行き韓国海苔やキムチなどのお土産を買った。
- 4月15日(火)
夕方の便で帰国の日である。午前中は、「韓国山岳文化会館」アジア山岳連盟(UAAA)事務所の表敬訪問をした。この建物は、ソウルの一等地にあり李会長の所有である。外壁に大きなゴリラがよじ登っているモニュメントが目印になっている。
ここの事務所で、両国登山界の友好と田部井淳子さんエベレスト登頂50周年について意見を交換した。屋上には、大森弘一郎氏の空撮をもとにしたチョモランマとアンナプルナ山群の巨大な壁画2枚があった。エベレストのウエスタンクムの壁画に神﨑さんと田部井進也さんがサインをする栄に浴した。
ここでお世話になった李会長やペさん達と別れを惜しみながら仁川空港に向かった。空港まで来てくれたチョウさんに見送られて出発ゲートに入った。 仁川空港からの出発は、1時間以上遅れたが、無事成田に着き、午後8時に解散した。
この訪韓の目的の「友好親善」が達成された充実感を持って家路についた。
今回の韓国訪問では、李仁禎会長のフルバリ山荘で2泊もお世話になり大歓待を受けたことを始めとして、ぺ事務総長や韓国山岳会(CAC)等の皆様の心のこもった細かな配慮が行き届いた対応には感激しました。本当にありがとうございました。
このような機会が得られたのも、神﨑忠男代表が、長年にわたり国際交流に尽力し、海外の山岳界で活動されて、海外の岳人からも信頼されている証拠ではないでしょうか。
この旅の最初から最後まで、すべての面で面倒を見ていただいた神﨑さんのお嬢様西川あゆみさんには心より御礼申し上げます。(文/富澤 克禮・写真/line訪韓より)

搭乗前成田空港にて





