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「座禅会&ハイキング」と懇親会 奥多摩BC運営委員会

日時: 2025年10月4日(土)~5日(日)

天候: 1日目 曇りときおり小雨、 2日目 快晴のちところにより小雨

参加者:岩崎、植草、木谷、曽木、高原、田所、富澤(1日目のみ)、西村、小原、菊川、中村(敦)

容赦のない夏の暑さがようやく収まってきた10月初旬に、奥多摩BCで「座禅会とハイキング」を楽しむ会が開かれ、5日に座禅とハイキング、前夜に懇親会が催された。411号線を奥多摩湖方面へ向かってしばらく歩くと、江戸小屋尾根コースのふもとに座禅を行う慈眼寺がある。7時からの座禅に向けてBCを出る。早朝の山々には靄がたなびき清々しい。ピークハントのために登るのとは違い、山のふもとの寺へ向かう気持ちは素直で謙虚だ。

秋めいてきた景色を見つつ、ご住職から座禅の作法と心の持ちようを教わり、20分の無心の時間を持つ。警策で叩かれるのも気持ちがよい。座禅後、昆布だしで炊いた美味しい朝粥をいただき、いまここに生きていることを感謝する気持ちが大切だという講話で締めくくられた。                         

一旦、BCへ戻り装備を整えて大多摩ウォーキングトレイルへ出発する。このコースは奥多摩駅から古里まで、約8.2キロの道のりをほぼ多摩川沿いに歩く。案内役の西村氏が、山の名前や川がどこから流れて来ているかなど教えてくれる。多摩川の水は澄んでいて、すごく綺麗だ。川の向こうにゴンザス尾根の末端を見やり、前方に鳩ノ巣城山を見る。海沢発電所を経て数馬西トンネルを出ると、イワタバコが一輪咲き残っていた。白丸に近づくと川ではSUP(サップ)を楽しむ人たちが歓声をあげている。白丸湖はエメラルドグリーンの水を満々とたたえ、ダムからはアユやサクラマスのための魚道が見られる。鳩ノ巣渓谷では川沿いの石を歩き渡っていく。川風が気持ち良い。鳩ノ巣小橋を渡り坂道を登り、雲仙橋で再び川を渡る。ここからはしばらく川を離れ松の木尾根を行き、上の滝・下の滝へ至る。そして寸庭橋からは民家のある落ち着いた舗装道が古里へと続いていく。コースの登高差は400メートルに満たないが、変化に富んだ歩き甲斐のあるルートだ。

古里駅がトレイルの終点だが、メンバーは駅に背を向けて万世橋を渡った。この橋から見える一番遠い尾根の向こうが奥多摩駅だと西村氏が教えてくれる。そこから歩いて来たのかと皆、しばし感動する。そして本当の最終目的地へ。蕎麦の丹三郎だ。それぞれが好みの品を注文して美味しい蕎麦をたっぷり食べ、小鮎の天ぷらをいただき、いまここに生きていることに感謝して、一日が終わった。

前夜の懇親会では大ベテランの富澤氏が長年、高尾山にかよって体力維持をしてこられた話をはじめとして、支部員の皆さんと親しく話すことができた。奥多摩BCで仲間と過ごす時間は実に心豊かだった。                                 (文、写真:菊川)

<感想:高原千恵子>

「初奥多摩BCイベント参加と宿泊。朝BC裏庭でカモシカに遭遇 ドキドキと“警策”に挑戦した座禅体験 心地良いトレイルの後は締めのお蕎麦と身も心もいっぱいで大満足でした。」

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