【日 時】 2025年10月4日(土)
【天 気】 小雨
【参加者】 25名/受講生13名、スタッフ12名
〔AB班〕班L吉田、班SL小澤(ひ)、梅津、高崎、大村、石川、岩崎、後藤、山行統括L近藤、SP木谷、SP広瀬、SP山根、
〔AC班〕班L山内、班SL皆川、田邊、牧野、新井、木下(あ)、木下(け)、佐藤、服部(ま)、講師中村(ま)、SP足立、SP市村、山行L村岡
【行 程】
8:30奥多摩駅=8:45川乗橋→8:55〜9:20林道路肩→10:05〜15細倉橋→11:15〜25百尋ノ滝手前→12:30〜13:00火打石谷→14:17〜35川苔山→15:05舟井戸→17:45〜55大根ノ山ノ神→19:00鳩ノ巣駅
【記 録】
降水確率60%、小雨のぱらつく中の出発。川苔山は初級登山教室の中で最もロングコースの山行である。コンディションの不安により辞退する受講生もいる中、集まった受講生は13名。個人では決して出かけないような天候の中、教室ならではの意義ある経験を積んでほしいと願う。山登りは上り5、下り3の配分で歩くと良い。残りの2は非常用と言われるが、川苔山は下りが長いため下りに余力をいかに残すかが鍵となる。

雨でしっとり鮮やかな川苔谷を遡っていく
川乗橋から細倉橋までの林道脇でミーティングをして出発。落石に気をつけながら歩く。休憩ごとに雨具を脱ぐか着るか迷う。百尋ノ滝前の沢沿いから岩場が出てくる。段差の多いところではペースをゆっくり保つのが難しく隊列が乱れることもあった。前の人と間が空いても急がないことや呼吸を乱さないよう段差の少ない足場を探すよう助言する。前半の無理が後半に影響してしまうためだ。天候次第では火打石谷での昼食時間を取れないかもしれないと思っていたが、樹林帯で雨を感じなかったため、予定通り30分休憩を取った。

野生動物の破壊力
昼食後は足毛岩の分岐を右に分け、トリカブトが群生する横ヶ谷を遡り支尾根に出たところで小休止した。ここで不安定なところに置いたザックを斜面に落とす事案が発生。幸い登ってきた登山道側の斜面だったため、スタッフが登山道を戻り回収することができた。怪我人も紛失物もなかったことは幸いだったが、ヒヤリハット事案として今後の安全管理意識を再確認することとした。
川苔山では眺望もなくじっとしていると冷えてくるので、集合写真を撮り、20分足らずで下山を始めた。ここから鳩ノ巣駅まで長丁場である。1時間に10分休憩のペースでゆっくり歩く。2回目の休憩時にヘッドランプを装着し、暗くなったら点灯できるようにした。大根ノ山ノ神に着いた時には日は落ち、暗い中で最後の休憩。ここから真っ暗な樹林帯の急坂を約1時間降りなければならない。受講生もスタッフも互いに鼓舞し合い、自然と仲間意識が芽生えているのを感じた。予定時刻から1時間遅れて鳩ノ巣駅に到着した。
車道に出てから溝蓋で滑り、かすり傷を負った受講生がいたが、それ以外歩行中のスタミナ切れやトラブルがなくロングコースを歩き切ることができた。受講生の体力がついてきたこともあるが、休憩時には必ず栄養補給をするよう声かけをしたことも要因と思われた。(文/村岡、写真/足立、木谷、村岡)

曇天でも山は楽しい!

横ヶ谷のトリカブト

大根ノ山ノ神 最後の休憩

緊張と疲れのクライマックス


