開催日 2025年7月8日(火) 9:20 JR日野春駅集合
場 所 北杜市オオムラサキセンター~自然観察歩道~JR長坂駅
参加者 内田、吉田、河野、計3名
今日は猛暑日となるとの予報のため熱中症対策を十分してきたが、やはり暑い。今回の目玉は、国蝶オオムラサキ(※)に会うことだ。
日野春駅から10分程で北杜市オオムラサキセンターに着いたが、既にハグロトンボに出会った。北杜市オオムラサキセンターの周辺は、自然公園として整備されており、雑木林や棚田、水車小屋など懐かしい里山風景が残されている。ここだけでも十分観察ができる自然公園です。
北杜市オオムラサキセンターは、本館、森林科学館、ひばりうむ長坂の3つの施設があり、オオムラサキはひばりうむ長坂の生態観察施設で出会うことができる。早速生態観察施設に向かう。
広さ1,400㎡の鉄筋ネット張りで扉は二重になっている。施設内は雑木林の自然の生育状態でオオムラサキやカブトムシなどの里山の昆虫たちに出会える。
オオムラサキの成虫は、6月下旬~7月下旬にかけて羽化するが、残念ながらそれは今回見られなかった。
樹液の吸蜜に群がるオオムラサキにはビックリした。
メスは止まるとき大体翅を広げているが、オスは翅を閉じている場合が多い。オスの特徴は青紫色の翅だ。オオムラサキをたっぷり堪能して施設を出る時、人の帽子やザックなどにちゃっかり止まって脱出するオオムラサキのツワモノもいた。
ここからは、暑い中自然散策歩道を長坂駅までの10kmを歩くことになる。生態観察園(オオムラサキの発生地)に寄り休憩舎で昼食をとる。チョウが多く生息しているとあるが、野鳥が目立っていた。散策歩道は林の中の土道は風もあり気持ち良いが、舗装道路も交互に出てきて直射日光がキツイ。傘を日傘代わりに使用する。所々ルートが分かりづらいところもある。「花水の碑」は発見できずに通り過ぎ、花水坂(織田信長が絶賛したという富士見三景の一つ)を登ったが富士山は見えなかった。他の甲斐駒ケ岳展望スポットや八ヶ岳展望スポットも雲に邪魔されて見えなかった。最後のオオムラサキの森(森の中に深沢川が流れた静かな森)を楽しみにしていたが、橋が流されて通行止めとなっており舗装された迂回路を延々と長坂駅まで歩かされた。
今回はオオムラサキの観察がメインであったが、自然散策道は晩秋ごろに訪れるのが良いと思った。
※オオムラサキは昭和32年に日本昆虫学会において、世界に誇る日本の代表的な、格調高い華麗な蝶として国蝶に決まりました。羽を広げると10㎝以上になる大型のタテハ蝶です。(北杜市オオムラサキセンター パンフレットから)
(文/写真:河野)






