報告)講演会後の野川散策ー満開の桜トンネルお花見ウオークー

 

3月25日の高尾山佐藤貫首講演会後に野川散策が予定されていた。朝からザーザー降りの雨に午後の散策決行は危ぶまれた。しかし、当日飛び入り参加者を含め総勢20名が15時半に国分寺駅を出発すると雨はピタリと止んだ。高尾の権現様のご利益か?風もなく寒くもない快適な状況の中、国分寺に詳しい近藤雅幸氏の案内で散策はスタートした。

住宅街を縫うように流れる野川は知る人ぞ知る桜の宝庫だった。川面を包み込むように咲く鮮やかなピンクの枝垂れ桜、定番のソメイヨシノ、白い花弁のオオシマ桜など美林が延々と連なる。新緑の始まった柳などの木々や、鮮烈な黄色のレンギョウが目を楽しませてくれた。雨上がりを喜ぶヒヨドリやシラサギ等の鳥たちも続々と姿をみせてくれた。

途中に立ち寄った貫井神社は社の横の国分寺崖線下にご神水が湧いていて、その水を生かした美しい庭園ではシャガの花が満開だった。

1時間ほど歩き都立武蔵野公園にさしかかると小雨が降り始めたので、コースを縮めて東小金井駅へ歩き解散した。

都内のさくらが満開の時期なので桜の名所は大混雑だっただろうが、こんな穴場で思いもかけず大量の桜の美を満喫できた。参加者からは「天気悪そうで来るか迷ったけど来てよかった!!」の声があがっていた。

(文・写真/吉川三鈴、写真/嶋田恵美子、野口いづみ)

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