6月7日、オープンイノベーションフィールド多摩・国分寺館において、2025年度支部通常総会が開催された。出席者45名、議決権行使書提出者77名、委任状提出者44名の計166名が参加し、会員総数242名に対し定足数を満たし総会は成立した。
開会にあたり野口支部長が挨拶し、多摩支部が2010年の設立から15周年を迎えたことを報告した。記念講演会やハイキング、懇親会など節目にふさわしい事業が多数実施されたことに触れ、支部会員への感謝を述べるとともに、今年4月に新設された東京都区部を対象とする東京支部との連携強化により、さらなる支部の発展を目指す考えが示された。
第一号議案として近藤事務局長より2024年度事業報告がなされた。報告の中で、コロナ禍からの回復状況や会員動向が説明されるとともに、物故者への黙祷が捧げられた。また、自然保護活動、登山教室の実施、多摩百山再調査の開始なども紹介された。
第二号議案では太田財務担当幹事より2024年度収支決算報告が行われた。赤字の要因や長期積立金の内訳、登山教室テキスト費の詳細が説明された。質疑応答では積立金の使途や赤字補填方針、事務所賃貸準備金の必要性についての質問が活発に交わされた。続いて竹中監事より監査報告がなされ、会計処理と幹事業務の執行が適正である旨が報告され、小尾監事も賛同した。
第三号議案では2025年度事業計画案が提示され、自然保護活動、安全講習、奥多摩BC運営、会員交流、広報活動など多岐にわたる活動方針が共有された。
第四号議案では太田幹事より2025年度予算案が示され、マイナス収支への対応方針も説明された。収支改善策としてイベント収入拡大や支出見直しの検討が挙げられた。
第五号議案では辻総務担当幹事から会員名簿発行について説明があった。個人情報保護の観点から掲載項目を限定する方針が示されたが、費用負担や本部名簿との整合性に関する質問が出され、議案は幹事会で再検討されることとなった。
第六号議案では役員人事が発表され、石井氏が幹事を、竹中氏が監事を退任し、荒川氏が監事に、皆川氏が幹事に就任した。
最後に全体質疑応答を経て議長が閉会を宣言し、新体制幹事の紹介とともに参加者への感謝が述べられ、総会は終了した。なお、第五号議案以外はすべて賛成多数で可決された。
<第五号議案補足 辻正人>
第五号議案の評決は、有効参加者総数(会場出席者・書面決議行使者・委任状提出者の合計)166名に対し、「発行する」に賛成が109票であった。これは有効参加者総数の60.8%で、「支部会員名簿を発行する」との評決であった。しかし、会場で、発行費用、本部名簿の発行状況、会員名簿の記載項目制限や全員は記載されないことについての確認、会員名簿への掲載に不同意の会員は名簿に記載されず名簿を送付しない旨の確認、意義ある名簿なのかについて活発な議論が行われた。評決の結果、会場出席者のみでは、出席者45名中、「支部会員名簿を発行する」に賛成は14名で31.1%と少なく、また議論を尽くした会員の意見を尊重すべきとの発言が会場から出たことから、これらを勘案して一旦幹事会持ち帰りとした。


