〜古刹に咲く紫陽花と陸の松島〜
【日時】
2024年7月4日(木)
【天候】
晴れ
【参加者】
【行程】
大平下駅8:40発→謙信平9:45着10:10発→太平山10:50着11:05発→ぐみの木峠11:20→晃石山12:15着12:50発→清水寺13:40着13:45発→大中寺14:25着14:45発→大平下駅15:30
【記録】
気温が高くなることは覚悟していたが、まさか梅雨の真最中に最高気温35℃の予報になるとは。熱中症対策のためコースを短縮することにした。さらにあじさい坂と謙信平で、連日イノシシが出没しているとの情報が。市の観光案内所によると、人に慣れているようなので刺激しなければ大丈夫だと思う、とのことで決行することにした。太平山神社の鳥居をくぐって山道に入り謙信平に到着。空気が澄んでいれば遠く富士山まで望めるが、湿度が高く景色は霞みがかっていた。参道の茶屋でかき氷をいただき、あじさいを眺めながらしばらく休憩。暑さから逃れほっとする。太平山神社本殿では、しばしお参りしたり御朱印を頂いたりして過ごす。奥宮を越え、その先の富士浅間神社の裏手が太平山の山頂となる。そこからは少々アップダウンが現れる。途中にパラグライダー場があり、テイクオフを待つ方々に興味津々で色々質問した。ほどなくして晃石山に到着。気温は30℃。そこで参加者の方が背負ってきてくださった冷たいノンアルコールビールを、名物の卵焼きと共に皆で楽しくいただいた。木々の間から、男体山、女峰山、皇海山など日光の山々が見られた。そこからは変更した短縮コースとなり、急な坂を真っ直ぐ清水寺の裏手に下っていく。十二支の守り本尊で皆それぞれお参りし、大中寺へ。あじさいの美しい参道を通り、寺の七不思議などを見て回った。酷暑であったが、全員体調を崩すこともなく、イノシシにも出会わず無事に下山できたことに感謝した。(文/鎌塚 写真/高砂、鎌塚)
【感想】
7月平日山行の企画で『太平山』〜古刹に咲く紫陽花と陸の松島〜の募集を目にしたが、栃木・安蘇山塊の太平山(341m)は訪れたことなどないどころか聞いたこともなかった。 どんなところだろうという興味本位で申し込みをした。当日は梅雨の晴れ間であったが暑い。東京は35度の猛暑となったようである。登山道わきに咲く紫陽花も一服の涼とはならず、暑さとの闘いで苦行の1日となった。謙信平でかき氷をいただく時間をつくってもらいホッとするが歩き始めればすぐに汗だくとなる。山頂の温度計は30度であった。大平山から晃石山の稜線では木陰の道で時折そよぐ風で気持ちが安らぐ。日向に出ると厳しくて辛い。南に広がる関東平野の眺めは霞がかかったようにすっきりとせずちょっと残念であった。暑さに喘ぎながらの山行であったが終わってみれば全てよし。今度は穏やかな時候の春の桜や秋の紅葉の時期に再訪したい。(太田)