報告)野火止だより17号(2025年5月号)

野火止保全活動PT(通称:野火止保全林の会)活動報告

季節の移り変わりは早く、植物の花もすっかり変わってきている。特に樹木の葉は雑木林を覆ってしまった。5月からは枯枝などのチップ化とナラ枯れ対策作業があり臨時作業が増えていく。

 

5月11日(日) 定例作業 晴れ 参加者8名

野鳥観察も樹木の葉が茂り観察が難しいので鳥の鳴き声による観察を始めてみた。
いつもより1時間早い8時から観察した。「鳴き声で分かる鳥の特定」アプリなどを利用するも、
慣れないとなかなか難しい。

整備された野鳥用水場

野鳥用の水場を仮設場所から雑木林内に移動した。
また、枯枝などをチッパー機に投入し易いように短尺化した。

 

 

 

 

 

 

 

5月18日(日) 臨時作業 曇り 参加者7名

借用のチッパー機が搬入されたのでいよいよチッパー化作業などを開始した。
チップは林内通路に敷き詰めた。また、ナラ枯れ対策の効果を調査するためカシナガトラップを2ヶ所、
調査木に設置した。

2人がかりで投入係へ手渡し

一連の作業には最低4人必要

チップ搬送作業

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5月23日(金) 臨時作業 曇り 参加者4名

2回目のチップ化作業を実施した。天気予報を見ながらの作業日設定である。
作業人数が少ないので作業時間を延長して頑張った。

 

5月27日(火) 定例作業 曇り 参加者7名

3回目のチップ化作業だが定例作業日で作業人数も多いので作業が捗る。
チッパー化作業の目途もついて後1回で終われそうである。メインの通路もチップ敷きができそうである。
また、カシナガトラップには設置9日後で害虫カシノナガキクイムシはゼロであった。

 

5月28日(水) 臨時作業 晴れ 参加者4名

連日の作業であるので作業人数も少ないが終了させるべく頑張りチップ化、チップ敷きなどの作業を終了できた。やはり達成感が心地よい。

チップ化作業の最終仕上げ

チッパー機使用後の掃除

チップが撒かれた通路

 

 

 

 

 

 

林内の植物の移り変わりは早くラン科直物のキンラン、ギンランなどは消えてエゴノキ、ミズキなどの白い花が目立つようになった。

エゴノキ

エゴノキの花びら

オダマキ

アメリカフウロ

 

 

 

 

 

 

また、樹液を吸うスズメバチやチョウもみられるようになった。
これからは蚊などの虫も増えてくるので防虫対策が必要だ。

ウスバシロチョウ

樹液を吸うスズメバチ

枯れ枝に潜んでいたカタツムリ

 

 

 

 

 

 

 

 

☆野火止保全林の会問合せ先:河野悠二 kyuuji@mwd.biglobe.ne.jp

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