報告)野火止だより21号(2025年9月号)

野火止保全活動PT(通称:野火止保全林の会)活動報告

2ヶ月近く保全活動作業は、この猛暑で暑さ指数28以上のため中止となり林内は下草、つる植物、木の葉に覆われてしまった。植物の生育のたくましさを感じさせる。

下草、つる植物が繁茂

 

9月14日(日) 暑さ指数28以上の予測のため定例作業は中止したが個別の活動をした。参加者2名

野鳥用水場の水補給をした。また、東京都から無償支給の多目的用テント一式および熱中症指数計の受領確認をした。ヒガンバナはまだ咲いていなかった。相変わらず蝉の鳴き声がすごい。林縁部5mの草刈り(2回目)を東京都が実施してくれて、すっきりした。アカメガシワ(※)が目立つようになってきた。

(※)アカメガシワの由来は、新芽が鮮紅色であること、そして葉がカシワのように大きくなることから命名されたといわれる。山野の林縁、道端、ヤブなど明るいところによく生えている、典型的なパイオニア植物である。日当たりを好み生長が早いため、他の植物の生長の妨げになる。

保全林内の野鳥用水場

林縁部の草刈り

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9月23日(火) 晴れ 参加者6名

ジョロウグモ

久し振りに暑さ指数28以下の予測が出ていたので作業を実施した。快適な作業日和であった。今日はアカメガシワの伐採である。親指以下の太さであれば引抜きは可能であるが根が長く伸びているので要領がいる。陽当たりのいい南側を重点的に伐採した。暫く作業をしていなかったのでクモの巣が多く巣を払いながらの作業となる。ヒガンバナが満開だった。たった10日位でこんなにも生長するのかと驚く。

 

 

9月25日(木) 晴れ 参加者4名

野鳥用巣箱作りで「高尾の森づくりの会」ベース小屋に出かけた。物づくり班の人に指導してもらいシジュウカラ用の巣箱を組み立て5箱作った。仕上げにバーナーで炙り防水処置をした。10月に林内に設置予定で楽しみである。

 

野鳥用巣箱作り

バーナーで仕上げ

 

 

 

 

 

 

 

「高尾の森づくりの会」ベース小屋前

出来上がった巣箱

野火止の水場に出来上がった巣箱を・・・

 

 

 

 

 

 

 

9月野火止で出会いました

 

キツネノカミソり

テンニンソウ

ハナトラノオ

 

 

 

 

 

ヤブミョウガの実

キノコの発生

 

 

 

 

 

 

 

 

 

保全活動が中止になっても時々現場に来て季節の移り変わりを実感する場所があることのありがたさを感じた。

☆野火止保全林の会問合せ先:河野悠二 kyuuji@mwd.biglobe.ne.jp
野火止保全地域の活動や野火止だよりおよび入会に関するお問い合わせにご利用ください。

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