日 時 2024年9月14日(土)〜15日(日)
天 候 1日目/晴れのち小雨、2日目/曇りのち雨
参加者 28名(受講生 19名、スタッフ 9名)
〔A班〕山行L村岡、班SL宮崎(順)、川榮、木谷、高原、田所、ボシエール、水内、三田、SP宮田、
〔B班〕班L皆川、班SL片野、足立、小野、齊藤、藤井、毛利、谷貝、渡辺、総括L宮崎(紘)、
〔C班〕班L中村(敦)、班SL辻、内田、小原、曽木、田邊、寺倉、SP川合
行 程
1日目/6:45立川北口公園集合、7:00出発(貸切バス)=11:40〜12:15スーパーつるや=14:10上高地BT→14:30山研着、15:00山研発→ビジターセンター→ウエストン碑→16:20山研着、19:00〜20:40夕食&交歓会、(〜21:45有志二次会)、22:00消灯
2日目/4:00起床、5:30朝食、7:00山研発→7:15岳沢登山口→8:10〜20休憩→8:40〜45岳沢→9:45〜55休憩→10:15〜55岳沢小屋→岳沢→14:15山研着(着替え)、15:10上高地BT発=23:00立川着
記 録
◇1日目/ 九州の南側に台風が発生し、南からの湿った空気の影響を受け天気は下り坂の予報。心配事を抱えながらの出発だったが、受講生は初めての宿泊山行に心を躍らせているようだった。しかし、三連休初日に加え中央道の工事が重なり渋滞にはまる。予定の2時間超で松本インターを出た。松本のスーパーで食材を買い、バスの中で昼食を摂った。14時半に山研に到着。初日の散策はウエストン碑に変更した。河童橋へ向かう途中の展望地で幸運にも吊り尾根が姿を現してくれた。その後ビジターセンターへ。梓川右岸を歩きウエストンのレリーフの前で写真を撮ったところで雨が降り出し、足早に山研へ戻った。夜はスタッフ手作りのバランスの良い美味しい食事をとりながら懇親を深めた。
◇2日目/雨音で目が覚めた。予報より早い降雨に行程をどうすべきか悩む。初めての雨天歩行のため、衣服の着方やパッキング、行動食のとり方など細かく助言した。朝食後、小雨になったのでせめて岳沢までという心積もりで出発。登山道はよく整備され階段や木道が増えて歩きやすくなっていた。樹林帯から岳沢に出た時点で天気が急激に変化する様子ではなかったため、そのまま岳沢小屋を目指すことにした。1800m地点で岳沢側が崩壊していた場所があり迂回路ができていたが、元の登山道を進んだ班の受講生が木の根をまたぐ時にバランスを崩すというヒヤリハットがあった。岳沢小屋にはほぼ予定時刻に到着。そこでポツポツと雨が降り出す。雨具を装着し小屋の軒下で軽食を摂る。眺望はみるみるなくなり、真っ白になった背景の前で記念撮影。下山時は本格的な雨になり、緊張しながら下った。「体を濡らさないように歩く」という宮崎講師の教えだったが、下山した時にはほとんどの人が中まで濡れていた。山研で着替えをし、バスに乗り込む。帰りのバスで雨具の手入れの重要性も教わった。帰路はさらに渋滞がひどく、予想をはるかに超える到着となってしまった。
北アルプス本来の姿は楽しめなかったが、それでも穂高連峰の雄大な姿を垣間見て、雨の中歩行したことは、受講生には良い経験となったと思われる。 (文/村岡庸こ、写真/辻正人)