2022年から2024年に支部に入会した会員を対象とした懇親山行を行いました。
2024年10月26-27日、秋の訪れを感じる大菩薩山域を、一泊二日でゆったりと楽しみました。
参加者は16名/対象の新入会員は12名(スタッフを含む)。
1日目、2日目ともに体力度の異なる2つのコースを設定。宿泊は都立武蔵高校の施設をお借りして、薪ストーブを囲み、スタッフ手作りの食事で懇親を深めました。
26日
①丸川峠コース/6名
8:30 塩山駅=8:57、9:15大菩薩峠登山口バス停→9:40丸川峠入口→12:00-25丸川峠→14:10大菩薩嶺→14:25雷岩→15:00賽の河原→15:15-25大菩薩峠→16:00大菩薩ヒュッテ
塩山駅からバスで大菩薩峠登山口へ。静かな登山道を歩き、丸川峠で昼食休憩をとる。大菩薩嶺までは雲海に浮かんだ鶏冠山などが望めた。雷岩からは富士山や南アルプスの稜線が一望できた。約10kmの道のりを軽快に歩き16時にヒュッテに到着した。(記録/村岡)
②唐松尾根コース/6名
9:20,9:50甲斐大和駅=上日川峠→福ちゃん荘→12:50雷岩→大菩薩嶺→13:20-40雷岩→14:30大菩薩峠→15:30大菩薩ヒュッテ
甲斐大和駅9:20発のバスに乗り切れず、臨時便が出なかったため4名は9:50のバスになってしまった。唐松尾根を登り山頂を往復後、雷岩で南アルプスの展望を楽しみながら昼食。大菩薩峠を回りヒュッテへ。(記録/野口)
◆懇親会◆
スタッフ4名がヒュッテの準備や食材搬入などで先発隊として入山。
ウェルカムドリンクを用意し、部屋を暖め、ストーブで焼き芋を焼いたり、テーブルを並べたり、食事の下拵えをしたりと裏方で準備をしてくれていた。
KWさん、Mさん、KTさんが中心となって夕食を準備。18時ごろから食事開始。食べ終えたところで1人ずつ自己紹介をしてもらう。色々な経歴や趣味をもった方がいて話が弾む。その後ストーブを囲んで団欒タイム。22時ごろ就寝。
27日
③恩若ノ峰コース/6名
7:10ヒュッテ出発→7:50上日川峠→8:45〜55中日川峠→9:25〜35電波塔→10:25源次郎岳分岐→10:50-11:30源次郎岳→12:15キリガ尾根分岐→14:15-14:25恩若ノ峰→15:30塩山駅
富士見山荘近くで体操して出発!昨夜の疲れが残っているのか皆の足取りは軽くはない。福ちゃん荘を過ぎると、色づいた木々に「わー綺麗!」と皆のテンションが徐々に上がる。先ずはお馴染みの上日川峠へ。方向を確認しながら下日川峠方面へ進む。私を含め、多くの参加者は未踏の道だ。ワクワク。解放感のある歩きやすい道。低く垂れ込める雲海、色づいた木々を見ながら風に吹かれ「気持ちいい〜」と足取りも軽くなってきた。
ブナの巨樹を過ぎると三俣分岐。道標が熊に引っ掛れ、熊の剛毛が付いている。(怖!)急降急登を行くと広々とした源次郎岳頂上到着!嵯峨塩温泉チームと全体写真を撮り、昼食タイム。
昼食後は二手に分かれ、いよいよ塩山駅への恩若ノ峰ロングコースへ。頂上直下の急降は、大きな落ち葉や固くて大きなドングリもあり歩きにくい。広がる黄金に色づく紅葉に感動しながらも、足元は慎重に降りなければならない。忙しい。黄金の木々は、恩若ノ峰手前まで続いており、素晴らしい景観の中、ずっと歩けたのだった。恩若ノ峰を過ぎると色づいた木々はなくなり、ひたすら塩山駅を目指した。地図読み、山座同定、交代で先頭も経験し、長いコースだったが、達成感のある山歩きだった。(記録/浅野)
④嵯峨塩コース/7名
(源次郎岳までは③と同じ)11:38源次郎岳→12:00源次郎岳分岐→12:25林道出合→13:00嵯峨塩バス停
源次郎岳で集合写真を撮り昼食を食べたあと、恩若ノ峰コース組を見送り、地図を確認してから出発した。熊が齧った標識のある源次郎岳分岐まで、来た道を戻る。源次郎岳までの往路はアップダウンがきついと感じたが、登り返しはそれ程きつく感じなかった。その先は笹原のなだらかな道で、紅葉した木々に秋を感じながら下ることができた。最後の急な下りでは緊張したが、全体的に緩やかな下りで会話が弾み懇親を深められた。バスに乗り天目山温泉で4名下車、3名はそのままバスに乗って帰った。(記録/宮崎(順))
◆都立武蔵高校大菩薩ヒュッテについて◆
(参加者の感想)
夕方から少し冷えてきましたが、薪ストーブのじんわりと優しい温かさと焚き火の香りが心地良かったです。一緒に焼いたさつまいもも絶品でした。畳の部屋も広くてみんなで快適に過ごせました。また、是非泊まりたいです。(片野)