- 暑さと傾斜の試練、のち花と展望 -
【日 時】
2023年6月18日(日)
【天 候】
晴れ、AM9時の気温26度
【行 程】
8:45土合駅→9:10白毛門登山口→11:45松ノ木沢ノ頭→12:35地点1600m→13:05白毛門13:20→16:30白毛門登山口(解散)
【参加者】
L西山、SL赤坂(憲)、赤坂(優)、山本、富永、佐野、加瀬、金山、辻、中村(香)、鈴木(孝)、内田、小林(美)、稲富、西村(信)/計15名
【記 録】
湯檜曽川にかかる土合橋の手前右手を少し上がると駐車場でその奥に登山口がある。めいめいの方法で集結した15名。トランシーバーを4台携行して一隊で歩くことにする。東黒沢の小さな橋を渡るとすぐに山腹の斜面は勾配を付けてくる。この日は梅雨の中休みで歩き初めの気温26℃。樹林帯の中は風がなく緑はまだ初夏のみずみずしさだが、湿度も加わり盛夏のように感じる。慣れない暑さに隊列が間延びしてゆく。後方で遅れ気味の参加者を委員がサポート。トランシーバーで位置と状態を報告しあう。木の根が張り出して作り出す大きな段差、一塊二塊の背丈を超す岩、上昇あるのみ。時折みごとな大木、木々の隙間から谷川岳も見えてくる。
やがて今年は早く過ぎてしまった高山植物も目にとまりだす。アカモノ、ベニサラサドウダン、タニウツギetc…1600m地点はひと登りして少し緩んだ小広い展望地。見上げる先に山頂も見えている。後方のパーティーと連絡をとると一人が足つり一人がバテていたので登頂をあきらめてもらうことにし、本隊は急遽リーダー代行を立てて残りの120mを山行委員と上ってもらうことにした。彼らが山頂に到着したのはそれから30分後。15分ほどの滞在で展望を堪能したとのこと。
その後トランシーバーの不具合(アンテナ欠損状態)と配備の不備で本隊の状況が確認できなかったことは痛恨の失策であった。パーティーが合流できたのは920m地点。くたびれている様子もあれどほがらかに下りてきた。16:30駐車場に15名下山。山頂のその先に伸びる稜線を歩いてみたいともらす声が聞こえた。(文/西山、写真/赤坂・山本)