【日 時】2024年12月20日(金)【天候】晴れ
【参加者】12名/L石塚、SL小口、岡、河野、佐藤(登)、高砂、竹中、富澤、原、松川(信)、吉田(博)、ゲスト1名
【行程】奥多摩駅10:15=(バス)=奥多摩湖10:30 →10:45 水根・むかし道入口→(山道)→青目不動尊→11:40浅間神社→12:00中山集落(昼食)12:25→12:45舗装路出合→道所橋→13:30しだくら橋→13:40惣岳の不動尊→白髭神社→14:15境橋バス停14:22=(バス)=14:33奥多摩駅 歩行時間3時間弱
【記録】
前年の忘年山行で、奥多摩むかし道の半分、境橋から氷川までを歩いたので、今年は、昔の雰囲気がより強く残っている残りの半分を歩くことにした。きびしい寒さでも、晴れて気持ちが良い。
水根のバス停横から、七ツ石山、鷹ノ巣山に続く坂道を、10分ほど登ったところで右に入ると落石防止の工事をしていた。その先で、民家と畑の間から山道に入る。上ったところで、左に、六ツ石山への山道を分けて進むと青目不動尊の祠から、細くて急な下りになる。登り返すと、道幅が1.5メートルほどの、ところどころ岩が出た山道になる。右手向こうに、奥多摩湖や奥多摩の山々が見え、御前山らしい山が正面遠くに見える。この険しい道を昔の人は、氷川から登って来たのかと思いを馳せる。30分ほど歩いたところで人家と畑が見えて、道脇に浅間神社の石標が立っている。その上の鳥居の奥に社が見える。このあたりがむかし道の中で標高が最も高いところ(600m)だ。小河内ダムの全景が望める。すぐに、中山集落の端に出たので日向で、昼食にした。柚子が5-6個入ったのを1袋100円で、かごの中に並べてあった。ここから急な山道をしばらく下ると、舗装路に出た。西久保の切り返しである。
車が通れる広さの舗装路で、むかし道というほどの風情はない。それでも、人家か店のあとらしい廃屋があり、両側に、道祖神や牛頭観音、「厳道の馬頭様」(馬頭観音)、「馬の水のみ場」跡など、むかし道の名残がところどころに見られて、やはりむかし道を歩いているのだという気がする。道所の吊り橋あたりから右下に惣岳渓谷の流れが見えるようになり、しだくら橋では、「惣岳の荒」として知られる多くの巨岩が渓谷美を作り出しているのがはるか下の方に眺められた。舗装路に出てから1時間ほどで、立派な惣岳の不動尊に到着。境橋までもうすぐなので、ここで一休み。畑に下りてきて餌を探している猿をしばし眺めたりして、予定のバスで奥多摩駅に無事帰り着いた。
(文・写真/石塚嘉一)