報告)低山を楽しむ会 新年山行―高尾山・八十八大師巡り 蛇滝口から昔の参道を十一丁目に登るー

【日時】2025年1月24日(金)

【天候】晴れ

【参加者】17名/L富澤、SL石塚、SL小口、SL横関、川村、河野、小部、高橋(郁)、髙橋(清)、髙橋(重)、竹中、辻橋、西村、原、本多、松川、宮崎

【行程】高尾駅10:12=(バス)=蛇滝口→登山口→11:00蛇滝→11:45十一丁目茶屋(ケーブル組と合流)→仏舎利塔(昼食)12:30→薬王院→13:30高尾山山頂→(冨士道)→薬王院→十一丁目茶屋→金毘羅台→16:00高尾山口駅

【記録】昨年の新年山行で琵琶滝から歩いた八十八大師のうち1~66番の続きの67~87番を尋ねて歩いた。バスを蛇滝口で下車。旧甲州街道沿いの登山口で「高尾山道」と書かれた古い標石と並んで建つ明治三十六年七月建立の標石には「高尾山新四国 八十八ケ所道」とようやく読める。往時は、北からの参道として賑わっていたことが忍ばれる。また、後述の「金刀比羅道への道標」設置も同時期であることから、この高尾山内八十八ケ所霊場の設置が大きなイベントであったことがわかる。

老人ホーム敷地内にある71~74番を確認する。途中、ムサシアブミ、ハナネコノメ、ニリンソウ等の場所を見ながら、蛇滝までの参道の左右にある2体の70番、69番、2体の75番を確認。更に、蛇滝のすぐ下の谷側に69番、70番、75番の3体がある。この3体は昭和三十六年に設置された新しいものだ。この周辺には、69番は2体、70番と75番は3体あり、何故ここだけ同じのが複数体あるのか、蛇滝で訊いてみたが、明確な説明は得られなかった。ここでの最後の67番、68番は、蛇滝の水行道場の柵の中にあり、近くで確認することができない。

蛇滝のすぐ下の山側に小さい石の道標があり「是より左 金刀比羅道 明治三十六年五月」とあり、当時は、このあたりから金毘羅台に行く道があったことが分かる。

蛇滝の青龍堂で山行の安全を祈願し、九十九折れの急坂をゆっくりと登って十一丁目茶屋に出たところで、ケーブルカーで上がってきた組と合流。ここから、女坂組と男坂組に分かれて歩いた。男坂組は、途中、参道脇に点在する大師像やカンアオイの花、赤いマユミの実、未だ実をつけているハダカホウズキなどを見ながら歩く。浄心門の近くでは、役行者を祀った「神変堂」に頭を下げ、健脚・腰痛平癒を祈願する。男坂の108段の石段上の苦抜け門・三密の道の所の63番を確認、仏舎利塔広場へ。ここには、42~62番の21体の大師像がある。女坂組と合流し、全員で昼食をとり、集合写真も撮った。

ここからも、薬王院までの組と高尾山頂を目指す組と別行動となった。高尾山頂組は、八十八大師像を確認しながら薬王院の境内から一号路で山頂を目指す。山頂では、小休止の後、集合写真を撮る。下山は富士道で薬王院経由、十一丁目へ下る。ここで十一丁目茶屋で休憩していた薬王院までの組と合流。

ここからの下山は、ケーブルカー組と別れた八十八大師巡りの7名は、一号路の舗装された急坂を下り金毘羅台へ。ここで76~87番を確認、今回の八十八大師巡りのすべての大師の参拝が無事終わった。ろくざん亭のある落合に向かって、静かな歩きやすい山道を下山。甲州街道に出て高尾山口駅に無事到着した。(文・写真/富澤克禮、写真/石塚嘉一)

 

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