報告)縦走中におけるロープ使用法講習会(安全対策委員会)

 2025年2月16日(日)に上記表題の登山技術講習会を実施した。講師3名(川瀬、中村(哲)、三尾)、受講生13名(安藤、石川、井上、今中、鬼村、鹿島、鎌塚、榊原、中原、西山、村岡、山内、渡邉)の参加があった。

 武蔵五日市駅から荷田子バス停で下車。午前はバス停近くの河原で実習を行った。

 まず「技術は体で覚える。不完全な知識は使わない」という基本姿勢を教えられる。エイトノットと簡易ハーネスの作り方を学んだ後、悪場通過の際に2名分の装備でできるロープの張り方のシステムを教わる。実習は3班に分かれて行った。昼食を摂った後は荷田子峠に上り登山道から離れた斜面で行った。

 次に事故者(自力で上がれそうな場合)への対応や、事故者へのアプローチの仕方(ムンターヒッチ、懸垂下降)を教わり実践してみる。体力があれば崖下から登り返すのは可能だが、疲労していたり怪我をしている場合や、救助者として事故者を伴っていたら不可能に近いと感じた。

 講習で学んだことを実際に使うことがないように心がけるのは当然だが、いざという時のために知っておくべきであり、安全のためには定期的に継続して学ぶべき知識だと改めて感じた。多くの支部員に受講してほしい講習である。(文・写真/村岡)

簡易ハーネス

エイトノットを学ぶ

悪場通過時の補助ロープの張り方を学ぶ

グループごとに斜面で実習

事故者として斜面を上り返す体験

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