~ 鎖場を経て「越後富士」へ ~
【日時】
7月12日(土)~ 13日(日)
【集合】
7/12 JR 妙高高原駅 14時10分
【行程】
(1日目) 14:10妙高高原駅集合=宿→いもり池→宿
(2日目) 5:30宿=燕温泉6:00→8:35天狗堂→10:45山頂11:15→12:30天狗堂→燕温泉15:00=宿=妙高高原駅解散16:30
記録
連日の異常な暑さで熱中症が心配で,計画書とともに、エネルギーと水分摂取が大切なことをコメントに加え、参考までに必要な水分量の計算式も配信した。
12日妙高高原駅で集合し、いもり池へ散策。妙高戸隠連山国立公園を学べるビジターセンターの展示は楽しかった。今回の目的のひとつ“会員の宿に泊まる”ということで赤倉ユアーズインにお世話になった。夕食後オーナーの小笠原さんとお話させて頂き、驚きと感動の時間だった。暖かいお人柄が感じられ引き込まれた。小笠原さんのいる赤倉へ再訪したいと思った。
13日宿から妙高山がくっきり見え申し分ない天気に皆テンションが上がった。燕温泉まで車で行き、黄金の湯までご一緒し、小笠原さんと別れて山頂を目指した。右手に地獄谷を見つつ温泉管理小屋を過ぎると、上に称名滝、下に光明滝が見えてくる。このあたりから登山道となる。滝を左から巻いて進むが右側が切れ落ちているトラバース道が何度かあり声かけしながら注意深く歩いた。樹林帯の中の上りが続き何度か渡渉し麻平分岐へ着く。暑いが皆調子よさそうだ。地獄谷を遡上し右岸に渡りツボ足でOKの雪渓を越え胸突き八丁へ入っていく。段差が大きく足へ負担がくる。急登を登りきって天狗堂だ。小祠が祀られている。ここからまだ2時間。頑張ろう!光善寺池・風穴を過ぎると登山道は雨水によって深く削られUの字になっている。キツイ所だが時々見える展望や足元の花たちに力を貰いながら9合目鎖場へ到着。下から見上げると迫力あるが、登っていくと、ステップが刻んであり登りやすい。トラバース気味に鎖は続いている。この頃雲が沸いてきて北アルプスは一瞬見えただけだった。富士山も雲の中へ。大きな岩を登って山頂に着いた。妙高大神の祀られている南峰と一等三角点のある広い北峰がある。雲があがってきているが、火打~焼山のゼブラは綺麗に見えていた。残念な事に登頂できたのは二人だった。トランシーバーで連絡とりながら、先に下山している仲間達の元へピストンで下りた。登山道脇にある無料の露天風呂黄金の湯で汗を流した。格別の気持ち良さだった。メンバーそれぞれに課題を感じた山行となった。反省点を次回からの山行に生かしていけたらと思う。
感想
・夏山登山の厳しさと妙高山の美しさを両方味わえる心に残る山行だった。
・暑かった。
・胸突き八丁は暑さと相まって体力的に厳しい区間だった。
・汗だくの体を温泉で流した時の爽快感は格別だった。
・宿は快適だった。
・トレーニング不足、体力不足で迷惑をかけた。
・他のメンバーが登頂してくれて嬉しかった。
・山行前の体調管理が必要ということを痛感した。
・早朝の宿からの眺望もよく、山行へのモチベーションもあがりました。
オーナーに送迎してもらい、駐車場から少し歩きながら説明してもらい、安心感も増しました。
登山開始し、初めの登山道入り口まではコンクリートの道からそれなりに険しく感じました。
はじめに先頭を歩かせてもらい、多少緊張しましたが、パーティーの仲間が水場で手ぬぐいを濡らして
いるのを自分も濡らしたりしているうちに、緊張感もほぐれました。
雪の滑落(?)箇所があり、行きは緊張しました。胸突き八丁は登りも大変ではありましたが、
「ここを登っても(本来の胸突き八丁と異なり)、まだ、天狗堂なので、だいぶあるな」と思い、実際に
だいぶ、だいぶ、いろいろ、ありました。
天狗堂から鎖場までが、地図等では確認していましたが、思ったより長く感じました。
鎖場は下から見ると壮大でしたが、リーダーが光速でのぼっていったため、必死についていきましたが、
やはり難所でした。鎖場から山頂までも必死でしたが、大変な中でも、少しずつ眺望が見えるため、
また、下山してくる方とあいさつを交わしているうちに、やや回復してきました。
特に、南峰手前で下山し始めの外国人登山者の方が「南峰まで3分、北峰まで10分」と言ってくれて、
心強かったです。(実際に私があと3分で南峰にたどりつけたわけではないです)
下山は2回ほど足を滑らせましたが、それなりに順調に下山できました。胸突き八丁は下りの方が私には
難しく思えました。
下山後もオーナーから「妙高山をコースタイムで行けたのだから、このあたりの山はどこでも大丈夫
だよ。」と言ってもらえて、ありがたかったです。
〈文責/写真:中原〉








