【日時】2024年10月19日(土)
【天候】曇り一時雨
【参加者】11名(スタッフ4名:L中村(正)、近藤講師、スタッフ石川(さ)・山内(ひ))
(受講生7名:L高岡、SL佐藤(は)、浅野、祢津、中山、山本(曜)、山下(和)
【行程】9:00河口湖駅=9:34毛無山登山口バス停→9:55毛無山登山口→10:43ミネ山→11:41~12:15毛無山→13:16六ヶ岳→15:30十二ヶ岳→17:40桑留尾登山口→18:00いずみの湯駐車場=(タクシー)=18:25河口湖駅
【記録】
今回の課題は岩稜縦走の講習。雨や雷が心配されたが、多少の雨は覚悟の上と決行。河口湖駅周辺には外国人が多く、バス停にも長い行列ができ、車内は満員状態。毛無山登山口バス停で下車した。
9:55、出発。文化洞トンネルの脇から道標に従って登山道へ登る。ミネ山に向かって次第に斜度が急になる。私は速度を落とさずに進んでしまい、後続メンバーの様子を見るように注意された。毛無山手前で松の木越しに雄大な富士山が現れるが、山頂には笠雲がかかり、雨が降り出す可能性がありそう。
毛無山山頂で昼食休憩し、ヘルメットとハーネスを装着。一ヶ岳から十二ヶ岳まで、ピークに達する度に地図を見て現在地を確認する。
十ヶ岳から岩場登りが本格化し、設置ロープに頼りながら慎重に通過する。最大の難所、十一ヶ岳から十二ヶ岳手前の吊り橋までの下り急斜面(クサリ場)を前に雨が降り出す。補助ロープを出し、中村リーダーがビレイの準備し、近藤講師が斜面の下まで下降して待機。山内スタッフが手本となって下降し、斜面から体を離して足を置く場所を見てゆっくり下降するようアドバイスした。ホッとしたのも束の間、先を見ると目の前に「ひとりずつ渡れ」と書かれた吊り橋が現れる。金属製の吊り橋は濡れて滑りやすくなっていた。先に橋を渡った山内スタッフから、手すりの掴み方、足の進め方、目線の向け方の助言があり、一歩一歩足を前に出して渡ることができた。
全員が下降し終わるまで時間を要し、計画より約1時間遅れて十二ヶ岳登頂。ヘルメットとハーネスを外す。
下りもなかなかの難路で長いハシゴや一人ずつ通過するよう表示がされた場所もあった。暗くなるころからヘッデンを装着し、足の置き場を探りながら進み無事に下山。最終バスに間に合わなかったので、タクシーで河口湖駅に向かった。
中級登山教室がスタートしてから半年になり、互いに声を掛け合ったり励ましあったりすることも増えて仲間意識も深まってきたように感じた。欠席した受講生と一緒にもう一度登ってみたいと思える山行になった。(文:高岡洋子、写真:参加者)