開催日
2024年11月6日(水)
場 所
国立科学博物館付属 自然教育園~庭園美術館庭園~八芳園
参加者
岡田、河野、村上、渡邉、計4名
国立科学博物館付属 自然教育園
港区白金台にある「自然教育園」は、国の天然記念物および史跡に指定されており、約20ヘクタール(東京ドームの約4倍)の敷地内で植物を観察することができるが、公開されているのは園内の2割ほどで、8割の非公開地域はあえて植生管理をせず、自然のままの状態にしている。園内では公開部分に種名表示板が整備されおり、観察時に学習できる工夫が有難い。
正門から入ってすぐの「路傍植物園」では、シロヨメナ、アワコガネギク、タイアザミ、キチジョウソウの花。センリョウ、マンリョウ、カラタチバナ、ヤブコウジ、ムラサキシキブ、サネカズラ、サルトリイバラ、ムクロジ、スダジイ、ガマズミ、ヌスビトハギ、キンミズヒキなどを観察。ひょうたん池ではカワセミの姿。
次の「水生植物園」では、アオツヅラフジやイケマの実、ヒメガマ、クサギ(実)や紅葉の始まったナナカマドがきれいだ。ツリフネソウのサヤを見つけ触ってタネを飛ばす。「武蔵野植物園」に進むと、イイギリ、カラスノゴマ(実)、ゲンノショウコ(実)、が見られ、森の小道ではカラスウリ、キジョランの果袋がたくさんあり、非公開の奥まで30コはあっただろうか。ミツバウツギの実はパンツのよう。
見られた鳥やチョウなど…
<野鳥>
カワセミ、カルガモ、シジュウカラ
<チョウ類>
キタキチョウ、ヤマトシジミ、キタテハ、ホシホウジャク
<他>
ジョロウグモ、ホソミイトトンボ、カナヘビ
庭園美術館 庭園
教育園で観察後、隣接するアール・デコ様式の美術館「東京都庭園美術館(重要文化財旧浅香宮邸)」の西洋庭園のテーブルでランチ。本館等とともに国の重要文化財に指定されている日本庭園の茶室「光華」に寄る。
八芳園
足をのばして、江戸時代から続く池泉回遊式庭園のある「八芳園」へ。樹齢500年を超える数々の盆栽は、赤く色付いた櫨や老爺柿の盆栽がみごとで、錦鯉のいる池の周りをゆったりと散策を愉しみ、お茶をいただいて目黒駅に戻り解散とした。
(文/岡田、写真/河野)