報告) 3月定例山行「大山三峰山」

 

~鎖場・梯子・やせ尾根超えて花園へ~

 

【日 時】

2023年3月12日(日) 【天 候】曇り時々晴れ

 

【行 程】

7:40=8:40清川村役場→登山口→物見峠分岐→12:35三峰山13:00→14:55不動尻15:20→16:35広沢寺温泉入口バス停(解散)

 

【参加者】

22名/L西山、SL西中、班L石橋、班SL清水(茂)、班SL山本(曜)、鎌塚、富永、鬼村、浅野、植草、加瀬、小澤(拓)、金山、清水(節)、白川、菅野(浅)、高岡、辻、野口(正)、人見、宮崎(順)、吉田(博)

 

【記 録】

駅前のバス停に並ぶことを集合として、22名は漏れずにバスに乗りこんだ。窓から見える白い空が青色へ変わらぬまま30分後村役場前で降車。目の前の「清川道の駅」で準備体操とトイレ利用。隊列を2班にして車道歩き。小鮎川に沿って正住寺の横を抜けて山道へ入る。樹林帯の中何度か沢筋の古びた木橋を渡り標高を上げていく。

小広い緩やかな地点で休憩、時折陽もさし明るい見通しだが遠望はきかず近くの稜線が見えるだけだ。「急峻でやせ尾根続き鎖場多く経験者向きの登山道、無理をせず引き返す勇気が必要」と書かれた看板を横目に、崩落して狭くなっている高度感ある登山道を何度も通過する。(その度に視界が開けて景色がいいのだ)崩落度合いに驚きの声も上がる。

崩落に目を奪われる

 

 

 

 

 

 

 

使い込まれた梯子や付け替えたばかりの鎖が現れ、数メートルほどの登降を幾度も繰り返す。木の枝や岩なども手がかり足がかりにして直下の急登を、息を上げながら登って、山頂だ。

登って下りて、下りて登って

 

 

狭き山頂、三密忘れる

予定より1時間早く到着。広くないが22人が入っても大丈夫と昼食休憩をしていると、16名のパーティが上がってきた。いっとき狭い山頂に40名以上がひしめいていた。彼らは写真だけ撮って通過していった。すでに食事中の我々は申し訳ないがタイミングに恵まれた。

踏み外せないこの道も。

13時下山開始、下りも鎖場が続き登りよりも神経を使う。加えてまたもや大パーティと鉢合わせでやせ尾根上のすれ違い。大山への分岐点で緊張の岩場をすぎて談笑の休憩タイム。曇り空が広がる中不動尻めざしてさらに下降していく。ジグザグの急でざれた登山道に足元が取られ滑る者もでて、今日一番の核心部の態。鎖が垂れた岩の短い壁はみな難なくやり過ごす。水音をたてる沢沿いの濡れた岩場を鎖たよりにトラバースして樹林帯に潜り込んでいく。あれあれ杉林の中に黄色い塊があちらこちら、と思う間にそれがミツマタであることを確信。

ここよ、ここにとミツマタゆれる

咲いている

14:55不動尻。斜面に、登山道の横に、匂いほのかに咲いていた。ミツマタの花園に遊んだあとは4.5㎞程林道を歩いて350m標高を下げていくだけだ。真っ暗の山ノ神隧道を抜けて、22名がバス停に着いたのはまだ陽の残る16時半過ぎだった。(文・写真/西山さより、写真/辻正人)

 

花に囲まれて

【感想】

◇痩せ尾根、半端ではありませんでした。強がりの自分は、別に大したことない。でも、嫌か、嫌じゃないかと聞かれれば、嫌でした。崩落止めの柵が崩落していたのには、びっくりしました。山頂で一緒になったドイツ人がこのコース3回目、山行はスリルがあり、下りて温泉があり、マス料理も食べられ最高と言っていました。ここで一泊という山行もありだなとも思いました。とにかく、安全で楽しめた山行でした。(宮崎順介)

◇ヒルが活動する季節前に、鎖場・痩せ尾根・グラグラ梯子…丹沢のスリルある山を登れてよかった。スタッフから動画を紹介され、事前学習したおかげで危険な場所も安全に通過。途中、アセビの花に癒され春を感じた。最後のお楽しみ、不動尻のミツマタ群生地は素晴らしかった。アトラクションが多い山は疲れるが、変化があって面白い。楽しい山行だった。(人見茂子)

◇久しぶりに参加した定例山行、緊張して集合場所に行くと知っている方々を見つけ安心しました。今回の大山三峰山は以前から気になっていた山、鎖やロープなどスリリングな場面も山行委員の方達の細やかなサポートが有り安心して登ることが出来ました。苦しいアップダウンも仲間と登ると楽しい。最後のご褒美は可愛いミツマタの大群生。とても充実した楽しい山行でした。ありがとうございました。(野口正江)

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