〜白砂の稜線と天空のシンボル・オベリスク〜
【日時】
2025年9月14日(日)〜15日(月)
【天候】
1日目:曇り
2日目:曇りのち雨、のち晴れ
【行程】
1日目:7:00 JR韮崎駅=8:00 青木鉱泉 → 10:00 南精進ヶ滝 → 12:00 五色ノ滝 → 13:35 鳳凰小屋
2日目:4:55 鳳凰小屋 → 6:00 地蔵岳 → 7:30 観音岳 → 8:00 薬師岳 → 9:25 南御室小屋 → 12:40 夜叉神峠 → 13:40 夜叉神ヒュッテ=15:20 甲府駅(解散)
【参加者】
L古谷、SL今中、加瀬、五島、辻、畑中(計6名)
【記録】
今回の鳳凰三山は、青木鉱泉からドンドコ沢を登り、鳳凰小屋に宿泊。翌日は地蔵岳から観音岳、薬師岳と稜線を縦走し、夜叉神峠へ下る全長19km、累積標高差約2,100mのタフなコースである。
1日目:連休の日本海側には前線が停滞し、天候の崩れが心配された。韮崎駅からタクシーで登山口へ向かう車中でも天気予報を確認し続けたが雨マークは消えず、覚悟を決めて青木鉱泉へ。標高1,000mの空気は下界とは違い、森の香りと清涼な湿り気が心地よかった。
改めて自己紹介をした後、各自出発の支度をして時間通り8時に登山開始。ドンドコ沢コースは急登が続く。陽射しはなくとも汗が噴き出し、体力を削られる。それでも途中に現れる南精進ヶ滝や五色ノ滝は迫力満点で、息をのむほどの美しさに疲れが癒やされる思いだった。
休憩を挟みながらも順調に足は進み、13時半頃に昨秋に新しく建て替えられた鳳凰小屋へ到着。3連休で80名以上の宿泊者があったが、受付後案内された先はスタッフ用の屋根裏部屋。15人は寝られるスペースに6人貸し切りだったので、広々と快適に過ごすことができた。
夕食前には小屋から歩いて7分の「富士見岩」へ。夕暮れに浮かび上がる富士山は見事で、明日への活力を与えてくれるようだった。その後は小屋で夕飯(カレー)をいただき、翌日の縦走に備えて早めに就寝した。
2日目:午前4時起床。各自朝食のお弁当を済ませ、5時前に出発。まずは地蔵岳へと向かう。ザレた斜面に慎重に足を運ぶ途中、雲海から顔を出す朝日が見え、幻想的な光景に心が奪われる。
地蔵岳のオベリスクは、雄大さと奇怪さを併せ持ち、不思議な存在感を放っていた。本来なら富士山や白峰三山を望める場所だが、今回は厚い雲に遮られ、残念ながら眺望は得られなかった。
その後、アップダウンのある稜線を歩き観音岳に差しかか頃には雨が降り出し、レインウェアをまとって進む。「午前中は晴れのはずでは?」と肩をすくめつつも、ひたすら足を運ぶ。薬師岳に着く頃には雨も上がり、薬師岳小屋で一息。ようやく落ち着きを取り戻すことができた。
下りは樹林帯をひたすら歩く単調な道。やや退屈さを覚える頃、木漏れ日が差し込み始め、明るい気配が心を和ませてくれた。南御室小屋では名水「南アルプスの天然水」を口に含み、喉を潤しボトルにも補給する。そこから先も順調に進み、13時40分、ついに夜叉神峠登山口へ到着。長い行程を終えた瞬間、全員の顔に安堵の笑みが広がった。
下山後は夜叉神ヒュッテで入浴し、汗を流してさっぱり。タクシーで甲府駅へ向かう車中では、それぞれが今回の感想を語った。口々に「天候に恵まれなかったのは残念」と言いつつも、ドンドコ沢の急登、滝やオベリスクの魅力、そして鳳凰小屋での快適なひとときが印象深く、思い出に残る山行となった。
(文責:古谷、写真:今中、辻、古谷)






