~花と信仰の名山へ~
日 時
2023年7月16日(日)~17日(月)
天 候
7/16 曇り・霧、7/17 快晴
参加者
[A班] 内藤(山行L・班L)、鬼村(班SL)、佐野、橋本(明)、川島、清水(節)、中山、大井 [B班] 中原(山行SL・班L)、齊藤(理)*、富永、山本(曜)、太田 * 2日目の御前峰以降はA班計13名
行 程
7/16 [A班] 8:30市ノ瀬(シャトルバス)=8:45~9:00別当出合→9:45中飯場→11:50~12:15甚之助避難小屋(昼食)→13:30南竜山荘(宿泊手続き・周辺散策)→14:30南竜ヶ馬場ケビン(泊) [B班] 6:00市ノ瀬→6:30猿壁登山口→10:00チブリ尾根避難小屋→12:40別山→15:50南竜ヶ馬場ケビン(泊) 7/17 [A・B班合同] 3:15南竜ヶ馬場ケビン→4:20~50アルプス展望台(ご来光)→ [A班] 5:45~6:00室堂→6:55~7:15御前峰→<お池めぐりコース>→8:50~9:30室堂→10:50~11:15殿ヶ池避難小屋(昼食)→12:30別当坂分岐→14:20別当出合(解散) [B班] 5:40~6:00室堂→6:50御前峰→7:40千蛇ヶ池分岐→8:00大汝峰→9:15~40室堂→10:45殿ヶ池避難小屋→12:00別当坂分岐→13:15別当出合(解散)
記 録
花と展望を楽しむA班、チブリ尾根から白山三山をピークハントするB班の2班体制。梅雨明け前だが、2日目は絶好の天気に。11名は永井旅館に前泊して秘湯を楽しんだ。
7/16 [A班] シャトルバスの行列に並ぶこと45分、別当出合に到着。砂防新道を登る。曇っていて山頂は見えない。標高とともに移り変わる植生を楽しみながら登る。不動滝の荒々しい姿が印象的。南竜ヶ馬場は小川が幾筋も流れるハイマツの広野で、山上の楽園のようだ。幕営地にあるケビンに宿泊。夕方から晴れてきて、星空が見事だった。
[B班] A班男性陣に見送られ永井旅館を出発。山道に入ると次々に花が現れる。さすが花の山。水の音を聞きながら緑鮮やかなブナ林を進む。どんより曇りだが湿度が高く汗が吹きでる。チブリ尾根避難小屋で休憩をとる。そこからダケカンバ・シラビソの林を進み絶景地を通過するも真っ白。御舎利山までの登りがきつかった。山頂は風が冷たく、登山道脇の窪地でハイマツに身を寄せて食事をとった。別山山頂へ向かう。途中のお花畑が見事だった。クロユリ、ハクサンイチゲ、アオノツガザクラ・・・.山頂は予想どおり真っ白で展望なし。ここから南竜ヶ馬場まで長いアップダウンの繰り返し。油坂の頭から250m強の激下り、100m弱の登り返しはきつかった。7/17 夜明け前にケビンを出発。空には満天の星。アルプス展望台付近で日の出を待つ。風がなくて幸いだった。北アルプスのシルエット、そこから登ってくる太陽はなんとも美しかった。別山も朝日に染まっていた。
[A班] 朝日に輝くハイマツの平原を室堂へ。クロユリの群落に歓声が上がる。長丁場になるので先を急ぎ、御前峰まで一気に登る。白山比咩神社奥宮に詣で、遮るもののない大展望を目に焼き付けて感無量。剣ヶ峰と大汝峰が間近にそびえ、湖沼群の眺めが美しい。下山時刻を考えて大汝峰登頂は諦め、代わりに池めぐりコースを堪能して室堂に戻った。下山は観光新道。直射日光の下の長い下りだったが、豊富な高山植物に励まされながら別当出合に下った。 [B班] 室堂を経由して白山の主峰である御前峰へ。青空に360度の展望だった。池めぐりコースに沿って大汝峰登山口へ。ザックをデポしピストンする。山頂は広くて展望抜群。最高だった。離れがたい思いを持ちつつも下山する。近道で室堂へ。観光新道で下山したが、追い抜き、すれ違いが多く大変だった。ほとんど稜線歩きで、照りつける太陽と勝負のようだった。それでも青い空に映える花々と山々の美しさにパワーをもらい別当出合にたどりついた。市ノ瀬に戻り、永井旅館で汗を流して、それぞれ帰路についた。
高山植物、雪渓、沢と尾根、山頂の社、北アルプス遠望、日本海、雲と霧、風、星空、日の出・・・豪華な九谷焼の器に盛った懐石料理フルコースをいただいたような、夏山の楽しみが詰まった山行でした。(文/内藤、中原 写真/内藤、中原、山本、富永、大井)