報告)7月平日山行『今熊山と金剛の滝』

~呼ばわり山からイワタバコの咲く滝つぼへ~

 

日 時

2023年7月6日(木)

 

天 候

晴れ

 

参加者

8人/内藤(L)、赤坂(優)(SL)、佐久間、川島、鬼村、赤坂(憲)、石橋、高岡

 

行 程

9:00武蔵五日市駅(バス)=9:36今熊山登山口バス停→10:00~20今熊神社遥拝殿→11:10~45今熊山(昼食)→12:25~50金剛の滝→13:10小和田峠→13:25~50広徳寺→14:55武蔵五日市駅(解散)

 

記 録

朝方までの雨が上がり、青空が広がるにつれて気温もグングン上がるなかの山行となった。

まずは麓の遥拝殿に参拝。ちょうど今熊神社の獅子舞(毎年8月末に奉納し、今年はコロナで4年ぶりの開催とのこと)についての解説板を設置しているところで、いろいろと話を聞くことができた。金剛の滝の落下した不動明王像を、数日前に設置し直したばかりであることも伺った。

今熊山山頂までは標高差200m、ゆっくり登っても1時間ほどだ。ところどころに立派な石段が残っている。かなり荒廃しているが、かつての賑わいが感じられる。今熊山には、失せ人や失せ物に呼びかけると出てくるという“呼ばわり山”信仰があったとのこと。山頂には今熊神社の本殿が鎮座している。山頂は木々に囲まれて展望が効かないが、途中に都心方面の展望が開けたところがあった。

山頂で昼食を取って、金剛の滝に向けて急坂を慎重に下る。風がなく蒸し風呂のよう。谷底まで下りると、沢の奥から涼しい風が吹いてきた。進んでいくとまずは金剛の滝の雌滝が見えてくる。雌滝の脇に修験者の穿ったという手掘りのトンネルがある。それをくぐれば別世界、雄滝の滝壺に出る。何度やっても面白い体験だ。今日は気温的にも別世界で、まさに生き返った心地がした。遥拝殿で伺った不動明王像は左岸にしっかり安置されていた。台座に「山行者の守護」と書かれていたので、しっかりと拝んでおいた。

今回の山行の目玉は、滝際に咲くイワタバコだったのだが、少し早かったようだ。蕾は沢山ついていて、あと一週間というところか・・・残念。

日和田峠を息を切らしながら越えて、広徳寺へ下る。南北朝時代創建の古刹。境内の大イチョウには沢山の銀杏がついていて、まだ若い緑の実はシャインマスカットのようだった。

途中で阿伎留神社にも寄って、秋川河畔の道を武蔵五日市駅まで戻った。炎天下の道は、日差しが肌に突き刺さるようだったが、具合が悪くなる人もなく、真夏の低山ハイクを満喫した。(文、写真/内藤誠之郎)

山頂への尾根上からの展望

今熊神社遥拝殿

今熊山山頂への石段

今熊山山頂にて

今熊神社本殿

金剛の滝

雌滝の脇の手掘りのトンネル

イワタバコ

広徳寺

秋川橋から今熊山方面

 

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