報告)天覧山・多峯主山から柏木山までー晩餐会記念山行で初冬の里山歩き、紅葉と展望にひたるー

【日 時】2023年12月3日(日)

【天 候】晴れ

【行 程】飯能駅9:55→能仁寺→10:45天覧山11:05→11:50多峯主山12:50→13:35吾妻峡ドレミファ橋→14:50柏木山→15:35赤根ケ峠→16:35飯能駅

【参加者】多摩支部:野口(い)、近藤、岡田、小澤(拓)、菊川、坂井、佐久間、嶋田、清水(茂)、辻、富永、中原、西山、広瀬、八木 計15名、会員外:小出、福井支部:森田、浜野

【記 録】

9:30には飯能駅改札前に昨晩の年次晩餐会の参加者と、千葉、神奈川、埼玉、多摩等の支部会員が賑やかに集まっていた。本日の晩餐会記念山行の参加者は約60名とのこと。多摩支部は第1班で、埼玉支部の山行委員3名がスタッフとしてリードしてくれるという。そこへ福井支部の森田氏と浜野氏も参加。スケッチクラブの小出さんも加わり、総勢20名が9:50に駅をあとにする。支部員1名が遅刻して4班の埼玉支部と行動を共にするとのこと。あとで伺うと、大山埼玉支部長から、エベレスト単独登頂のお話などを伺え、楽しんだようだった。

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飯能の町並みはレトロが売りだが、顔なじみや馴染みなしの同道者とのおしゃ

べりに余念がない。かつての繭倉の家屋を見上げ、アトム像を遠目に見やり、やがて能仁寺入口。舗装された参道の広葉樹の彩りは青空に際立ってため息がでるほど赤い。

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天覧山197mの展望台からは都心のビル群、奥多摩の山並み、富士山もうっすらと見える。2班3班も到着して、他の登山客もいて、賑やかで、暖かくて、のどかだ。270mある多峯主山への期待も高まる。集合写真のあと出発、50mくらいぐんぐん下る。上り返して男坂女坂の分岐が現れ、岩場がちの急登の男坂をいくとすぐに山頂だ。

多峯主山は開けた明るい山頂で展望良好。山岳会の仲間も続々と上ってくる。昼食タイムには埼玉支部からみかんの配布。ここからは自由行動とのことで、多摩支部は予定どおり、吾妻峡に下る。13時前に飯能の偉人黒田直邦の墓を見学して下りにかかる。山中の御嶽八幡神社でめいめいが手を合わせ、無人野菜売り場をのぞき込み、バス通りに出た。

吾妻峡入口の道標に従い左へ脇道へ入り、入間川にかかるドレミファ橋をトントンと渡る。楕円形のコンクリ石が等間隔に川に埋め込まれている。全員、渡り切って右岸に着く。ここで1班の4名と埼玉支部の3名は吾妻渓谷を歩いて駅方面へ向かう。スケッチクラブの3名は吾妻峡のスケッチを描くという。紅葉が良い塩梅と思われた。小出画伯のスケッチを示す。

多摩支部の希望者11名と福井支部の2人は柏木山303mに進路をとった。

近藤リーダーの下、少しテンポを上げて、柏木山登山口からジャンダルム

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コースを選んで歩く。険しいわけでもないのだが後半の登りに汗をかく。

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想像以上に柏木山は大きい。

近藤Lのチョイスで「シダの道」を周って山頂へ。

登山道の横斜面に巨大なシダが生い茂り、一種異様な空間だ。

15時近く、やっと柏木山に到着。山頂は静かなもので、眺望を我々だけで楽しんだ。丹沢の山並みのむこうに、富士山が遠望された。

柏木山を下りて、工業団地を抜けて、ニュータウンを歩いた。道中、福井支部長から大菩薩と雲取山が未踏なので登りたいとお聞きし、福井には世界規模の恐竜博物館があること、越知山の麓に会員たちが手弁当で山小屋を作っていること、分県登山ガイド「福井県の山」は前任の執筆者を亡くし福井支部の方々が急ピッチで仕上げたことなど伺った。

♪夕焼け小焼けで日が暮れて♪と街にメロディが流れてきて、一日ご一緒した皆様と「お疲れさまでした」と、飯能駅でのお別れの挨拶は16:40。メロディのせいか、今日のハイキングが滋味ある交流の日だったと錯覚してしまうのであった。                 (文/西山さより)

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