144回(2022年6月)幹事会議事録

会場:立川市女性総合センター5F第3学習室

 

出席:野口(支部長・事務局)、柏木(財務)、佐久間(総務)、村岡(会報)、石橋(學)(山行)、河野(自然保護・登山教室・野火止)、川瀬(安全対策)、中村(敦)(奥多摩BC)、石井(山岳古道)、清水(茂)、岡田、富永、西山、(監事)小野寺、竹中

欠席:近藤(副支部長・幹事長・事務局・ICT)(司会の近藤副支部長が急用で欠席なので、野口が司会を担当)

 

1,支部長挨拶

コロナが一段落し、いろいろな山行、イベントが実施され、支部活動が活性化した。6月6日に本部の評議員会があった。南久松財務担当理事から会計報告がされ、このままJACの会員減少が続くと、あと10年でJACは財政的に破綻すると報告された。しかし、評議員会では会員増強策について喫緊の課題として討議されなかった。18日に本部の総会があった。質疑応答で、野口は昨年の総会で野口が提案し、1月の支部合同会議では懸案事項とされた首都圏新支部(東京支部)構想について、会員の止まり木になるし、会員増効果があるはずと述べ、その報告が総会資料に全く触れられていないので、1年間の経緯の説明を求めた。古野会長は今年度中に実現させたいと述べた。野口はさらに、支部活性化委員会の活動は、JACの中枢の首都圏1000人への働きかけを置き去りにしていて中途半端であると指摘した。さらに、準会員制度が発足して6年目になるが準会員数と正会員への移動数を示し、会員増に期待していたほどの効果がなかったらその対策をどのように考えるか正した。会場ではその数値が配布されたようだ。正会員の移動率は44%で、当初御予想数より低く、期待されたほどの効果が得られていないことがうかがわれた。

2.報告事項

今回から報告事項を先にし、協議事項はあとにすることにしたが、協議事項として提出された案件はなかった。質疑事項の中で、協議事項のようなテーマが話し合われた。

(1)事務局 

本部関係(近藤代行野口): ①日本山岳会通常総会が6/18、14:00よりアルカディア市ヶ谷で開催された。議案はすべて可決された。②6月16日からのルーム利用について説明。③講習会・イベント「山での応急処置講習会 (Youth Club)7月2日(土)午前9時~16時、悳 秀彦講師・「全国古道調査講演会兼「山の日」記念講演会」《埼玉支部》「峠歩きは面白い!!」大久根 茂講師(埼玉県立川の博物館 研究交流部長)、8月11日(木・祝日) 13:30~ 15:00 埼玉会館ラウンジ

都岳連関係(野口)講習会・イベント(詳細は都岳連HP。多摩支部会委員は会員参加費で参加できる):1.天気図の見方講習会(オンライン講座) 、2.江戸の新緑と皇居東御苑 樹木観察会、3.マウンテンスクール 夏山編、4.山のファーストエイド、5.スポーツ指導者・リーダー研修会、6.高尾山クリーンキャンペーン、7.スポーツ指導者・リーダー研修会、8.クライミング・スクール1、9.クライミング・スクール2 、10.アルパインスクール夏山編

  • 財務(柏木):残高について報告(5/31現在)。連絡事項①近藤裕会員から100,000円の寄付(経緯:支部の発展のために役立ててほしい)をいただき、礼状と領収書に本部印を捺印して本部から送っていただいた。新入会員オリエンの紹介資料を(A4:1枚)20部作成予定。2021年2月から3月までに入会金を振り込んできた方が5名あるが、その時点で総務と協議の上翌年度の前受け金として対応したが、新入会員会費徴収の公平性と定着率向上のために年度末に入会する方の会費徴収の試案を作りたい。
  • 総務(佐久間)

1.会員動向

総会員 通常会員 準会員 会友
4月末日 280 238 41 1
5月末日 276 233 42 1

入会者:辻正人(16938)、髙田享子(A0443)、古谷一祐(A0446)、宮崎順介(A0448)、白川まり(A0450)

退会者:田邊壽(4618)、酒井省二(4883)、本多圀雄(5943)、秦和寿(11920)、三渡忠臣(13300)、杉田和美(16494)、櫻井美奈子(A0227)、田中千鶴(A0316)、多田洋子(A0355)

新入会員オリエンテーション:6月29日(水)17時(準備集合)、18時半開始、20時40終了予定(21時返還)武蔵小金井駅萌え木ホール。対象者20名中16名が参加予定。写真は会報委員会。親睦会を「目利きの銀次」予定。柏木幹事からコロナ感染を懸念する意見があったが、感染対策を配慮して実施することにした。会場は4階で、換気に努めるなど。

懇親バーベキュー:8月27日(土)、小金井公園バーベキュー広場、定員:48名。1人3500円予定、アルコール・ドリンクは各自持ち込み。幹事会協議決定後、7月5日予約。

・事業計画による事業

①会員名簿作成(10月~11月)②講演会+新春の集いは国分寺のリオンホールの予定。6月の抽選の結果、1月28日の夜の部しか取れなかった。夜の部だと講演会か懇親会だけになるし、高齢者は参加しにくいので1月28日はやめて、2月の抽選にかけることにした。

(4)会報広報(村岡):49号のページ割案を示した。5月の高尾スプリングフェアの報告で報告したように支部の広報活動を充実させるためにリーフレットの作成を考えている。QRコードも入れたい。石川委員が内容を検討中。今後、委員以外の方にもご協力を要請する可能性有り。

(5)ICT(近藤):出席者が近藤と野口だけだったのでHPの技術的な課題について、PCを使いながら話し合った。旧HPは6月15日に解約。

(6)山行(石橋): a ) 定例:5月「天城山」山行委員4名+会員8名、6月「田代山・帝釈山」山行委員5名+会員5名 、b) 平日:5月「釈迦ヶ岳」山行委員4名+会員9名 、c) 登山技術講習:5月「日和田山」講師・スタッフ2名+受講者4名、5月「両神山」(八丁峠コース)講師1名+受講者6名 、d)8期補講山行:5月「棒ノ折山(棒ノ嶺)」(奥多摩)山行委員5名+補講者5名。 その他:関口委員が委員辞任

イ) 山行計画 a) 定例; 6月「高水三山」、7月「三頭山」、 7月「平標山・仙ノ倉山」、8月「十石山」(焼岳から変更)。b) 平日山行:6月「金比羅山」(奥多摩)、7月「大怒田山」(奥多摩)、8月「高尾山」 c)  8期補講山行6月「岳沢」予定。

ロ) 次年度山行計画策定について7月より選考を始め、11月に終了予定。

(ハ) 登山技術講習:6月 「横岳・赤岳・阿弥陀岳」、7月 「タワ尾根~酉谷山~天目山~ヨコスズ尾根」。2017年以来佐藤委員が担当してきたが、今年度で講師を退任。今期以降の講習について対策会議を開催予定。

(7)自然保護(河野):6月5日身近な水環境の全国一斉調査報告、来年度活動計画・予算について審議検討。6月19・20日三ツ峠アツモリソウ保護活動準備報告(岡)。参加者は、本部2名、埼玉1名、東京多摩11名、計14名。8月17日御岳山レンゲショウマ観察会計画案の検討。10月下旬自然保護講演会は多摩川トライアングルの映像作家:平野伸明氏主宰の映像制作会社「つばめプロ」に問合せ中。

(8)安全対策(石井):

1.登山計画書受理・検討業務状況

山行区分 2021 9 10 11 12 1 3
支部山行 24 6 10 16
同好会山行 0件 0 0 0
個人山行 154 21 17 28
個人山行内訳 一般ルート 131 20 15 35
(内・宿泊) (26) 1 1 2
沢等バリ 23件 1 2 3
(内・宿泊) (5) 0 0 0
178件 27 27 54
2021年度計 178 8件 7件 9件 14件 13件 10件 18件 28件 15件 15件 19件 22件 178件
2020年度計 108 0件 0件 7件 16件 20件 12件 18件 11件 9件 2件 4件 9件 108件
2019年度計 184 16件 18件 15件 14件 22件 19件 16件 13件 13件 9件 14件 15件 184件

2022年計画

区分 計画事業 実施予定日 備 考
公益 ①安全登山講演会(山岳救助隊講演会) 11月(平日) 五日市警察署に講師依頼中
②安全登山周知活動(チラシ配布) 8/11(山の日)
 

 

共益

➂安全登山啓発講習会(登山計画書作成等、2回) 6/29(オリエン) 第2回説明会日程を別途検討
④登山技術講習会(ロープ使用法) 10月下旬 日程は講師と協議し決定
⑤山の医療講習会(登山中のケガ゙病気対応) 2月予定 日程は講師と協議し決定
⑥安全登山講習会1(遭対本部対応シミュレーション) 12/5(月)
⑦安全登山講習会2(事故発生時現地対応シ 11/20(日)
※上級救命技能講習会(前年度中止事業) (検討中) 消防署、委員会都合を検討中

川瀬氏より遭難本部対応シミュレーションの実施は検討の可能性ありとの発言。山のセルフレスキュー(医療)講習会は講師予定の野口が2月は多忙で3月か4月にと希望し、別途、「冬山の医療」について11月頃に講習会をしたいと提案した。

登山計画書受理担当者増員を実施:佐藤委員が「操作手順書」を作成し、委員会にて配付、説明を行った。受理担当者として、中村美奈子、村岡、石橋を追加選任。操作の指導は佐藤、河野、中村哲也が行う。

(2) 「登山計画書受理システム」(新システム移行後)に課題事項があり、PC入力の登山計画書の処理内容とスマホ入力の登山計画書の運用方法について、1CT委員会と協議を行う。

(9)奥多摩BC(中村):6月「憩いの道ハイキングと懇親会」は雨天ために中止。6月14日に埼玉支部が7名宿泊。2階を整備し、寝室として使用できるようにした。8月13日花火大会は中止、14日羽黒三田神社夏祭りは関係者だけで実施し、夏祭りは中止だが、山車の展示、お囃子、3頭獅子舞が予定されている。11日山の日には駅前でチラシ配布予定。8月14日「生ビールを呑もう会」、10月29日「芋煮会」、11月29日に「憩いの道ハイキング」予定。

(10)登山教室PT(河野):第8期初級登山教室修了生入会者の補習山行(山行委員会で実施)は第1回は5月22日(日)棒ノ折山実施。第2回は6月18-19日(土日)上高地・岳沢(山研宿泊)計画中。第9期登山教室は5月18日講座「地図の読み方」(宮崎講師)計30名参加。5月28日「御前山」計26名で実施。6月8日講座「山の楽しみ方」(竹中講師)計28名参加。第2期中級登山教室(補講山行)の6月徳本峠越えは登山道不通のため中止。代替として、6月4~5日「和名倉山」(テント泊)受講生5名、講師2名、計7名で実施。8月6~8日北ア、燕岳~蝶ヶ岳(小屋泊)を計画。登山教室受講生用テキストは、宮崎、皆川、中原、中村敦、山内の5名で編集チームとして推進する。

(11)野火止PT(河野):5月24日、25 日、29日の定例作業、6月1日、4日の臨時作業でチップ化、カシナガ捕獲トラップ設置を行った。6月12日の定例作業で倒木類の処置、、カシナガ回収などを行った。

(12)山岳古道PT(石井):1.首都圏4支部の担当者情報交換会開催。各支部の実施状況を報告。神奈川と千葉でヒル被害で調査時期限定、埼玉で文書纏め者少ない。報告書原稿の書き方などを話し合った。熊野古道と大峯奥駈道は有名すぎて地元支部から提出されなかったので本部で行う、来年調査募集山行を実施する予定。

(現地調査等の未実施及び再調査等事項)

古道ルート未確認

(文献等調査)

➀日原~己ノ戸の大クビレ 未確定 有識者ヒアリング予定
➁倉沢鍾乳洞への道(2ルート) 決定 文献調査で確認
古道現地調査 ①     秩父浦山~仙元尾根~仙元峠 再調査検討(写真) 第1回現地調査済み
②     仙元峠~一杯水~ヨコスズ尾根~日原 未実施 近々実施予定
➂巳ノ戸ノ大クビレ~浅間尾根~奥 未実施 近々実施予定
➃奥~三沢~下り~小河内 一部再調査 第1回現地調査済み
深堀スポット

現地調査

➀日原集落と日原鍾乳洞 再調査(ルート確認) 第1回現地調査済み
➁奥集落と浅間神社 再調査(地域等確認) 第1回現地調査済み
ミニ知識

現地調査

➀両替所(ヨコスス尾根)➁ダム浮橋 未実施 近々実施予定
➂獅子舞 未実施 8~9月祭り時実施

・現地調査の実施報告:秩父浦山→仙元尾根→仙元峠(5/8)、小河内→下り集落→奥集落(5/21)、倉沢・日原集落と日原鍾乳洞(5/28)

・「日原往還と富士信仰の道」の古道名称変更協議

本部から「富士信仰の道」の名称が他に存在するので名称変更の要請があり検討した。次の理由から 名称を「秩父日原往還と奥多摩浅間(センゲン)みち」(案)と変更することで本部に報告する。

・名称付けの理由:古道は歴史文化等背景や地元での呼称等を考慮すべき、場所が分かりやすいように具体的地名を入れる。このルートには、仙元峠(センゲン峠)、浅間尾根、浅間神社が存在するように、昔から「浅間みち」と呼ばれていたとの文献が多くある。(日原風土記、奥多摩町史、宮内敏雄「奥多摩」など)(「道者みち」という呼び方もある(日原風土記)が、道者は日原鍾乳洞のイメージが強い。)「浅間みち」では、古道の場所が特定できないので、東京都の「奥多摩」を頭に付けた。アピール場所の「仙元峠」は秩父と日原とを繋ぐ峠であることから「秩父日原往還」の名称の先頭に入れた。

今後、古甲州道の調査推進する。山梨支部と協力を協議する。

 

(監事コメント)

(竹中・小野寺)安全に注意して登山をしてほしい。

 

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