★★★★ コース NO.1 サブコース②
ヨモギ尾根から奥多摩小屋 JR奥多摩駅→西東京バス50分→お祭バス停→40分→林道ゲート→40分→塩沢橋→10分→登山口→1時間15分→作業道との分岐→1時間→奥後山→1時間25分→奥多摩小屋 (歩行時間/約5時間10分)
登山道グレード/★★★ 体力グレード/★★★★ 技術力グレード/★★ 総合コースグレード/★★★★
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ヨモギ尾根から奥多摩小屋
東京都唯一の日本百名山とあって、雲取山は他の百名山と比べても高い人気を誇っている。そのため、どのコースをとっても登山者が多いのが現状だ。しかし、静かな山を志向する登山者でも十分満足できる、とっておきのコースがある。一般にはバリエーションコースと考えられている「ヨモギ尾根」がそれだ。
登山道に取り付くまで、バス停から後山林道を延々と1時間半近く歩く必要はあるが、このコースで人に会うことはほとんどなく、とことん静かな山歩きを楽しむことができる。その割には道はよく整備され、道標も完備している。秋の紅葉の頃と春の新緑の季節に歩いてみたいコースである。
お祭バス停でバスを降り、青梅街道を丹波方面に歩いて行くと、右手に林道(林道後山線)が分かれている。雲取山・飛龍山登山口と書かれた道標が目印だ。
40分ほどで車止めのゲートが現れる。それを抜けてさらに40分。塩沢橋を渡ると正面に東京都水源水道林の碑が立っている。
ここで右に分かれている林道塩沢線に入り10分ほど行くと左に「奥後山を経て雲取山方面」の小さな道標が現れ、しっかりした登山道がある。
登山道は杉林の中、尾根を左に絡みながらどんどん高度を上げて行く。道はよく整備されており、分岐には必ず道標がある。かなり登ったところで道は右に折り返し、しばらく登ると、左に分かれる道が奥後山方面であることを示す道標が現れる。道は緩やかな広葉樹林の中を行くようになり、コブをひとつ越えると、もうひと登りで三等三角点のある奥後山に着く。
そこからしばらく尾根の上に出たり巻いたりしながら登って行くと、石尾根の稜線の手前で道は東に向かって稜線を絡んで行くようになる。水場が現れたら稜線はもう間もなくだ。最後に花の咲く草地を登ると、以前奥多摩小屋があった場所で石尾根縦走路に飛び出す。
この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の電子地形図(タイル)を複製したものです。(承認番号 平29情複、第719号)
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