東京多摩支部の懇親会「春の集い」が、3月20日(祝)12時から聖蹟桜ヶ丘の京王クラブで開催された。支部懇親会は、2020年開催以降コロナ禍で中断していたが、4年ぶりに55人が参加しての開催だった。この日、最近入会した人や若い人と、支部を立ち上げ支えてきた年配者との交流の場が復活した。冒頭、野口支部長は、再開を喜ぶと共に、東京多摩支部を東京支部に拡大する案が本部から提示され、これは実現しなかったが、東京多摩支部の活発な活動が、このような提案をもたらしたと述べた。また、ここに集まった人々は山好きということが共通している、様々な山にそれぞれの良さがあると述べ、これからも安全に山に楽しんでいただくとともに、支部活動に協力してほしいと締めくくった。近藤事務局長からは、山行、登山教室、自然保護活動、古道調査など各方面で活発な活動が行われていること、3月に修了式を終えた登山教室の生徒からも多くの入会者が期待できるとの見通しが示された。続いて、竹中監事が交流の場が復活した意義は大きいと述べ、乾杯の音頭をとり、歓談へと移った。
日頃、知ってはいても言葉を交わす機会が少ない会員、初めて会う会員同士が、この機会をとらえて歓談する様子が会場全体で見られた。思わぬ発見や、一緒に活動できそうな場を見つけては笑顔が広がった。仲間の登山服は見慣れているが、ジャケットや普段着姿は見慣れていないので、新鮮だった。
終盤には「山の歌を歌う会」のメンバーが勢揃いし4曲を披露、会場の参加者も歌詞カードを見ながら一緒に歌い多いに盛り上がり、支部の活動の幅広さを実感できた。最後には誰からともなく全員写真を撮ろうと声が上がり、皆が笑顔で収まった。美味しい食事とお酒を味わい、何より交流が元気をくれた楽しい一刻を過ごすことができた。