報告) 1月定例山行「金時山~丸岳」

~にぎやかな山頂から静かな縦走路へ~

【日 時】

2025年1月25日(土)

【天 候】

晴れ時々曇り一時粉雪

【行 程】

8:50金時山登山口→9:20矢倉沢峠→10:05公時神社分岐→10:45金時山11:20→12:10長尾山→
12:35乙女峠→13:35丸岳→12:25長尾峠→15:00長尾峠入口(下山)→16:00湿生花園(解散)

【参加者】

L西山、SL山本(曜)、鬼村、加瀬、金坂、要、金山、倉崎、辻、宮永、宮本、大和  計12名

【記 録】

小田原駅発のバスに揺られて、観光地の町並みを抜けて40分後に仙石バス停に降りたのは我々以外にも結構いた。別荘地の入口から登山口をめざす。調べていた天気予報が少し下方修正するかのように曇りがち。舗装路が終わる登山口で小休憩して山登りにかかる。期待していた雪山ハイクとはほど遠い陽だまりハイクの様相で登山道には霜柱さえない。今日初めて定例山行に参加する会員が3名いる。それぞれが山談義をしながら、コツコツとにこやかに登っていく。矢倉沢峠のうぐいす茶屋の看板を掲げた古い小屋の先が開けていて、行く手の登路と笹原が青空に映えている。

箱根火山をバックに登る

思わず振り返る

 

 

 

 

 

 

峠から息が上がる斜面の途中、展望ひらける地点で誰ともなく一休み。振り向くと神山、大涌谷、仙石原、銘々がカメラを向ける。よく整備された登山道で追い越しやすれ違いを繰り返す。言葉を交わすした下山パーティーに山頂で富士山が見えなかったと聞いてがっかりする。そのあと金時山が江戸時代までは“猪鼻嶽”と呼ばれていたいわれだという急傾斜の岩場にとりかかる。

山頂まであと少し

無心になって標高をかせぐと、11時前、山頂到着。予定より早い。多数の登山客が山頂に散らばって賑やかしい。「金時茶屋」と「まさかり」と秀麗富士の“看板”は安定の金時山だ。聞いていた通り富士山は裾野さえ見せず、大涌谷、神山展望で昼食休憩。丸岳方面へ延びる稜線は見える。

見えない富士山に背を向けて

山頂にて

 

 

 

 

 

 

 

あそこまで行くのか、という(喜びのもしくはただの確認)声も漏れるが歩程ペースは計画以上なので粛々とセカンドステージに入る。最初の下りはやはり猪鼻のごとく急で段差も大きい。えぐれた登山道にロープが張られ今日一番慎重になる。下り切ると長尾山への登りで我慢の時間。長尾山はうっかりすると通り過ぎてしまうような山頂で登山道が小広くなっていて山名標識を見て長尾山と確認する。少し休憩してから乙女峠へ下る。乙女峠で御殿場への道を分ける丸岳への尾根歩き。

冬の尾根道

 

 

 

 

 

 

 

シンボルのような無線中継塔が大きくなっていき、ゆるやかに山頂に着く。テーブルに腰かけてゴルフ場や芦ノ湖をみて休憩。金時山からこっちはかなり登山者が減り加えて空から白いチラチラ。なんと小さな雪片で、日差し少なく、冬の山の静けさに出会う。三座を終えて下りの稜線歩きでメンバーが遠くに光る白い帯状のものをみつけたら、それが駿河湾だとわかるまで少々時間がかかり、わかった途端、わぁ!とひとしきり。

海がみえた

 

駿河湾にテンションあがる

 

 

 

 

 

 

いいもの見たねと喜んで湾を写し込んで集合写真を撮る。長尾峠へ着くと終盤で、あとは縦走路で見下ろしたゴルフ場のふちに向かう下山路だ。下り切ってバス停までの長い道のりを連れ立って歩く。夕刻の冷たい空気の中、見上げると歩いた稜線が横たわり、金時山が我々を見下ろしていた。
(文/西山、写真/辻・西山)

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました