〜雪景色した浅間山を望む〜
【日時】
2025年3月8日(土)
【天候】
曇り、一時粉雪
【参加者】
L古谷、SL清水、石川、山内、今中 計5名
【行程】
9:33車坂峠→9:50車坂山→11:10槍ヶ鞘→11:25トーミの頭→11:50黒斑山→
13:00蛇骨岳→14:00黒斑山→14:15トーミの頭→15:10高峰高原ビジターセンター(下山)
【記録】
8時25分、JR佐久平駅をタクシーで出発し登山口がある高峰高原へ向かった。天候はあいにくの曇りで、浅間山や黒斑山の姿は見ることができず、9時過ぎに高峰高原ビジターセンターに到着した。
数日前の天気予報では晴れマークだったが、前日に予報が変わり曇りマークに。せめて浅間山だけでも見られたらと願いつつ、ビジターセンターで準備をする。気温はマイナス10℃。数日前の降雪により、3月とは思えないほどの積雪があり、車坂峠登山口でアイゼンを装着して出発した。雪は締まっており、トレースも明瞭で歩きやすい状況だった。
登山開始後、車坂山ではスノーシューやソリを楽しむツアー客の姿が見られ、賑わいを感じた。表コースを進み順調に樹林帯を抜け、11時には槍ヶ鞘に到着。相変わらず浅間山は雲の中だったが、トーミの頭へ向かう途中で南側の空が開け、佐久市街や八ヶ岳の景色が見えてきた。風が南から北へ流れていたため、浅間山の雲が晴れることを期待しながら進んだ。
槍ヶ鞘から30分でトーミの頭に到着し、この時点で浅間山の裾野が見え始めた。11時50分、黒斑山(標高2404m)に登頂し、支部旗を掲げて記念撮影を行った。すると、ちょうどその頃、浅間山の全容が姿を現し、粉砂糖をたっぷりかけたガトーショコラのような美しい雪化粧を眺めることができた。
今年は巳年ということもあり、せっかくの機会なので蛇骨岳まで足を延ばした。黒斑山からのトラバースでは足元に気を配りながら、右手に広がる浅間山の景色を携帯カメラに収めた。13時に蛇骨岳へ到着したが、この頃から天候が崩れ始め、浅間山も再び雲に覆われた。まるでショーの幕が下りるかのように景色が閉ざされ、名残惜しさを感じながら下山を開始した。
帰路では黒斑山を過ぎたあたりから粉雪が舞い始めたものの、大きく天候が崩れることはなく、トーミの頭から中コースを利用して下山した。予定通り15時10分に高峰高原ビジターセンターへ戻り、16時20分発の路線バスおよび高速バスまでの時間をビジターセンターでお茶を飲みながら山談義を楽しみつつ過ごした。(文/古谷、写真/今中、清水、古谷)