3月20日、盛況を博した小松由佳さんの講演会後、北海道イタリアン・ミアボッカ・エミオ武蔵境店において3時間及ぶ懇親会が開催された。今年は、当支部が2010年2月20日に発足してから15年目の節目で、参加者は72名だった。
まず、野口支部長が、10周年以後,コロナ禍によって会員数が減少したが、コロナ禍が一段落し、会員が増加し、300名の大台に回復した。活発な活動をされている会員の協力に感謝するとともに、今後、20周年に向けての協力もお願いしたいと挨拶した。続いて5 年間に逝去された12名の会員に対する黙祷を行った。さらに、入会したての11期初級登山教室修了生4名の紹介があり、代表して足立新会員が今後の抱負ついてスピーチをした。11期修了生についてはすでに委員会に所属する方が多く、活躍と新たな交流が期待される。
また、本年4月16日に発足する東京支部支部長である飯田会員からも「多摩支部とは兄弟支部として、共同企画等を通じて、友好的な運営を目指しているので、ご協力願いたい」との挨拶があった。山行委員会の中原会員は4月12日の15周年記念山行の説明をした。乾杯は竹中監事(初代支部長)が「今後の安全山行を期して」と音頭をとり、歓談に移った。
日頃、言葉を交わす機会が少ない会員同士が歓談する様子や、新たな山行を一緒にと地図を広げメモをとるグループなど、大小のテーブルは笑顔で溢れた。直前の講演に感動した多くの会員がゲストの小松さんと親しく交流し、著書のサイン会には長い行列ができた。
終盤には、「山の歌を歌う会」メンバーを先頭に、4曲を高らかに合唱後、多摩の一本締めで中締めに。
山に求めるものは、会員様々であるが、自分の立ち位置や、今後の山に対する取り組み方、多摩支部に対する貢献のありかたなどを再認識する機会となった。昨年に続き春分の日に開催された懇親会は、「春の集い」として、会員の親睦と絆を深め、すっかり定着した。