報告)10月定例山行「鹿俣山」

〜ブナの森から鹿俣山と草紅葉のたんばら湿原へ〜

 

トチノキの巨木(沼田の名木百選)

 

【日時】

2025年10月25日(土)

 

【天候]

曇りのち雨

 

【参加者】

L清水(茂)、SL齊藤、富永、野村(さ)、鹿島、西出、小原、鬼村、中原、菊川、川島、野村(け)、小澤(ひ)、中川、川栄、渡邉(計16名)

 

【行程】

沼田駅9:20発バス=玉原ラベンダーパークバス停10:36→鹿俣山登山口10:47→分岐11:16→
1474m地点(ランチ)12:00〜12:15→鹿俣山山頂12:50〜13:10→ブナ平分岐14:25→湿原15:15
→玉原センターハウス15:50〜16:20→バス16:42発=沼田駅17:52 (解散)    (記録 川栄)

 

【記録】

JR沼田駅のお土産屋さん前には天狗像のお出迎えあり。午後から雨の予報にも関わらず欠席は少なく、二班体制、中止にならず良かった。公共バスに乗車して1時間あまり。真っ白な濃い山霧の中、雨具を着て歩き始める。山道の両脇には、熊笹が背丈よりも高く生い茂っていて、クマが潜んでいてもわからないね等々、あえて大声でのおしゃべりを心掛ける。熊の爪あと、猪のぬたば(*)を教えていただく。数名の方は熊鈴を装備されている。前から聞こえるリズミカルではっきりした熊鈴の音、後ろから追いかけてくる熊鈴の音が、静かな山に響く。濡れてぐしゃぐしゃの道もサブリーダの足跡をなぞればサクサク歩けるのが嬉しい。

倒木が道を塞いでいても、暗い嫌な感じが全くしない、落ち葉が積もった明るい林が続く。尾根に出ても一面の霧、スキー場に着いても視界は良くならない。ひとまず開けた場所で昼食をとる。

 

鹿俣山山頂

②鹿俣山山頂、雨、風が止んで一瞬明るくなった

葉に溜まった水分が雫になって落ち、雨具を濡らす。シャクナゲの群落をすぎ、分岐点に到着。道幅が狭まり、傾斜がきつくなる。小刻みに歩いているうちに、鹿俣山1,636m到着!支部旗と一緒に全員で記念撮影。
山霧で展望は望めず、三角点も見つからずとも、
グループ写真等で頂上を楽しんだ後、
早々に下山を開始した。

 

 

③関東一のブナの森を歩く

10分程度で、もとの分岐点にもどる。スキーリフトが見え、ゲレンデを横切る。いつしか霧雨に変わり、少し風もでてきた。ブナ平への分岐で小休止。道標が削られている、のはクマの仕業らしい。
道が濡れてきたこともあり、アップダウンのある当初のコースを避け、左側の探鳥路にコースを変更、南側に進む。落葉した朴葉を踏み、ミズナラの巨木を仰ぎ見るうち、ほどなく林道に出る。右折し、湿原に向かう。「ブナの湧水」と書かれた小さい蛙の像があり、冷たい水が溢れ落ちていた。

 

林道を進んだ先にある案内板を右に曲がった先がたんばら湿原。霧にけぶる山を背景に、オレンジ色の草紅葉が一面に広がった。木道に並んでの集合写真、個人で記念撮影等、秋の風景を楽しむことができた。

小雨に濡れて滑りがちな木道を慎重に歩いて、林道にもどる。野菊が咲く道をたどって、センターハウスに到着。建物の屋根の下、ミーティングで解散。帰り支度の後、皆でゆっくりバス停にもどった。
展望はのぞめなかったが、冬が来る前の植物(と動物)の生命の営みを感じることができたかと思う。
動植物たちには迷惑だったかもしれないが、静かな霧のブナ林に響く熊鈴の音とリズムが心地良かった。

沼田場[ぬたば](*):猪や鹿がダニや寄生虫をおとすために泥浴びをしたあと

 

【感想】

今回の山行は、道中ずっと霧に包まれた幻想的な木立の中を進みました。その中で、時おり姿を見せる真紅の紅葉に、一同思わず歓声が上がります。

そしてフィナーレは、一面金色に輝く「小尾瀬」とも呼ばれるたんばら湿原。とても静かで美しく、まさに桃源郷とはこのような場所を言うのでしょう。

始まりから終わりまで、自然の神秘を存分に感じることができ、心満たされる一日となりました。皆様、ありがとうございました。
(中川さん)

 

天気は終日小雨で、出発前は少し不安もありましたが、結果的にはとても有意義で楽しい一日となりました。雨の中での山行は私にとって初めての経験で、装備や歩き方など多くの学びがありました。特に、雨具の重要性や濡れた登山道での安全な歩行の工夫など、普段の晴天時には気づかない点を体験できたことは大きな収穫でした。

登山中の紅葉は赤や黄色に染まった木々が雨に濡れて鮮やかに輝いていて、たんばら湿原では草紅葉を楽しむことができました。湿原特有の静けさと、草紅葉の風景で心が癒されました。小雨の中を歩いた疲れも、その美しい景色を目にした瞬間に吹き飛びました。

今回の山行で心に残ったのは、リーダーとサポートスタッフの皆さんの温かいもてなしです。雨天という難しい条件の中でも、参加者が安全に、そして楽しく過ごせるよう、細やかな配慮をしていただきました。休憩時の声かけやペース配分、危険箇所での注意喚起など、経験豊富な方々のサポートのおかげで、小雨の山行の初心者の私でも安心して歩くことができました。最後まで楽しく歩けたのは皆さんのおかげです。リーダーとスタッフの皆さんに心から感謝申し上げます。参加できて本当に良かったと感じています。
(野村(け)さん)

 

④オレンジ色に染まる草紅葉

 

 

 

 

 

 

 

 

⑤「小尾瀬」と言われるたんばら湿原遊歩道を散策

 

 (文:渡邉 写真:中原 齊藤 清水(茂))

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