日 時
2025年12月13(土) 13時半~16時半
場 所
オープンイノベーションフィールド多摩国分寺館セミナールーム2
参 加 者
【講師】宮崎紘一
【参加者】受講生19名、講師およびスタッフ18名
報 告
初級登山教室最後の講座【冬の山歩き】が開催された。
講師からの「今までの山登りとは違って、寒いシーズンの山登りは普段の都会生活では経験しない寒さや状況が出てくるので注意は必要だが、非日常を楽しみましょう。登山教室では命に関わるような山を選んでいないので必要以上に心配しないように」という言葉で始まった。登山教室で登る山は凍傷や雪崩などの心配はないが「低体温症」「風」対策などの基礎的な知識は理解して欲しい。また雪が降ると登山道が分からなくなったり、滑ったりするのでストック以外にもアイゼンやチェーンスパイクが必要であると続く。
途中休憩を挟み、テキストに沿って1時間半ほどの講義が始まる。
- 道具について
①使い慣れた軽い道具 ②状況(風・雨・暗さ等)により必要な道具
②万一に備えて必要な道具 其々仕分けして、必要最小限かつ効率的に準備することが大切。特に非常食が必要な場合は疲れて気力がなくなっているので、それでも口の中に入るものを準備。
③カメラ、望遠鏡など楽しみにつながるものもいい(重さを考慮)
2. ウエアの重ね着について
ベース・ミドル・アウターの3種類を着脱の順番を考えながら効率よく着ること。どのくらい寒いか暑いかは個人差があるので自分で体験しないと分からない。登山教室のスケジュールもそのステップを踏むように考えているので、各々体験を積んで重ね着の仕方を身につけて欲しい。特に汗冷えには注意すること。
風も雨も通さないレインコートはアウターと兼用できていい、ダウンジャケットは温かくて良いが扱いには注意すること、フードの扱いについてなど細かい話があった。
3. アイゼン・チェーンスパイクについて
我々が登るような山では装着している時間より、背中に背負っている時間の方が長いので重さは重要。ストックを使用してバランスをとることが大切。アイゼンとチェーンスパイクとの違い、爪の本数による種類の違い、その手入れ方法について。
4.その他の冬の小物について
手袋は特に大事なので、登山用の手袋を使用して欲しい。スパッツは装着するタイミングを間違えないように。耳覆いのある帽子、ストック用のバスケットも準備して欲しい。
5. 荷物の軽量化について
できるだけ不要なものは持たない。削れるものは削って軽量化する。万が一を考えても下着を持てばよい。
6. 山小屋を使用する際の注意について
最後に1~3月に登山予定の山々について、どんな登山になりそうかの説明があり、質疑応答の後、講義が終了した。
次に「アイゼン」「チェーンスパイク」の装着練習が行われる。当日配布されたものを初めて手にした人がほとんどなので、装着する向きやベルトの扱いなどをスタッフに確認しながら、床に敷いた新聞紙の上で各自持参した登山靴に装着する。だが、これがなかなかうまくいかない。本番では凍える厳しい寒さの中手袋をつけたまま装着することになるので更に大変だ。左右間違ってないか、ちゃんと装着できているのか自信なさげにしている人も見られたが、スタッフが様子を見ながら一緒に確認し、最後受講生が一人で装着できるようになるまで見守った。そして恒例のプレゼントタイムでは会場が和やかな雰囲気になった。様々なプレゼントがあり、みんな興味津々だった。普段使い慣れないカラビナやロープ等については、講師が使用方法について説明してくださり、勉強になる話がたくさん聞けた。
最後、会場を移しての懇親会にもたくさんの受講生が参加し、受講生スタッフが入り混じったどのテーブルでも会話に花が咲いていた。あっという間の2時間だった。
12月から本格的な冬山登山となるが、今回の講義内容を活かして怪我や事故がなく、楽しい山行となるよう願う。 (写真/記録:菊地美奈子)






