報告)第9期登山教室 入笠山・スノーシューによる雪上歩行を体験

日  時

2023年2月12日(日)

 

天  候

晴れ

 

参加者

18名(受講生10名・スタッフ8名)/総括SL河野、講師 野口(い)、山行L内藤

〔A班〕班L広瀬、班SL菊地、大井、加藤、中村(智)、宮田、SP石川

〔B班〕班L中村(敦)、班SL皆川、赤坂、岩本、城森、中山、中島、西尾

 

行 程

6:50立川(貸切バス)=9:30~50富士見パノラマリゾート(ゴンドラ)=10:00~30山頂駅→11:10~30山彦荘→11:50御所平峠→12:30~13:10入笠山(昼食)→14:20山彦荘→15:00~20山頂駅(ゴンドラ)=15:30~45富士見パノラマリゾート=18:20立川(解散)

 

記 録

金曜の関東甲信地方の大雪のため、1日遅れの実施となった。1月の笹尾根山行では雪がなく、今度は大雪。天気はままならない。お陰で今回は存分に雪を楽しんでもらえるだろう。高速道路は渋滞なく順調に富士見パノラマに到着。スノーシューをレンタルしてゴンドラで山頂駅へ。連休でチケットを求める長蛇の列ができていたが、我々はスキー場の配慮でチケットレスで乗車。山頂駅の広場で体操とミーティングの後、スノーシューを装着していざ出発!

スノーシューは初めての受講生が多かったが、すぐに慣れて上手に歩いている。トレースを外れて林間へ踏み込むと、ふかふかの新雪を踏むスノーシューの感触に、受講生から歓声が上がる。思惑通り…と思わず頬が緩む。そのまま入笠湿原まで下りて山彦荘前へ。笹尾根山行では雪上でのアイゼン歩行を体験できなかったので、山頂へはアイゼンに履き替えて向かう。山頂では大展望が待っていた!と書きたいところだが、水蒸気がやや多く山々はかすみがち。八ヶ岳の山頂は雲に隠れている。それでも富士山と南アルプスが顔を出し、諏訪湖も見える。残念ながら伊那谷を挟んだ中央アルプスは雲に隠れている。展望は、優・良・可の可といったところか?

気温は高めだが、北西風が吹きつけてさすがに山頂は寒い。山影で昼食を済ませて早々に下山にかかる。スノーシューに履き替え、山頂直下で再び林間の新雪に踏み入り、マナスル山荘脇の雪面まで下る。40分ほどもかかっただろうか。最後は脚が大分重くなってきた。受講生も無口になってしまった。GPSのトレースを確認したところ、距離500m標高差100mほどを下ったことになる。山彦荘前で休憩を取ったのち、入笠湿原の広い雪面をアノカラ山に向かって最後の力を振り絞って登る。登り切ればゴールの山頂駅はすぐそこだ。

大雪による延期で多少参加者が減ってしまったことは残念だったが、受講生は存分に(最後には少し辟易するほどに?)、スノーシューを楽しんだ山行になったのではないだろうか。(文、写真/内藤誠之郎)

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