「第56回雲南懇話会- 暮し、祈り / 夢・好奇心・探求心 -」のご案内
「雲南懇話会」は、中国雲南省の最高峰・梅里雪山(6,740m)を中心とする「雲南・チベット地域」とその周辺地域の研究を進めるために発足し、今年で18年目となります。今回、松田千葉支部長と国分寺在住の関野吉晴医師の講演があるので、前田栄三代表からの依頼により案内させていただきます。
2022年12月25日13:00~17:30
場 所; 国際協力機構(JICA)研究所、国際会議場(JICA 市ヶ谷ビル2階、東京市ヶ谷)
日本山岳会千葉支部の松田宏也支部長が40年の登山活動を語る。
松田さんは中国四川省ミニヤコンカ峰(7,556m)登山隊に参加したが、登頂を断念して下山中に遭難し、19 日後、発見されるも、凍傷のため両手指と両足を膝下 15cm より切断した。その後、500 日の闘病生活を経て、社会復帰。義足で登山を再開した。1995 年、ヒマラヤ 8,000m 峰(シシャパンマ)に遠征。 2016 年に会社を定年退職後、東京から千葉に転居し、日本山岳会千葉支部で活動を開始。2020 年には日本山岳会 120 周年記念事業「グレートヒマラヤトラバース」 計画の第1ステージ(東ネパール:カンチェンジュンガ周辺)に参加した。 興味深いお話が聞けそうです。
国分寺市在住の武蔵野美術大学名誉教授の関野吉晴医師の講演もあります。
人類がアフリカを出て、世界中に拡散していく旅路グレートジャニーを逆ルート、南米発アラスカ,シベリア経由アフリカのルートを、自分の腕力だけで歩いた。その後、アフリカで生まれた人類がいつ、どのように日本列島にやって来たか、ルートを辿る旅を始めた。北方ルート(シベリア)と大陸ルート(中国)は自分の腕力と脚力だけで辿った。南洋ルートはインドネシアに行き、太古の舟を調べたが、見つからなかったので、1年かけて、自然を素材に工具と舟を作り、 3 年かけてインドネシアから沖縄まで航海した。動画も使って話をしたいと思っている。
プログラム
司会者挨拶 13:00~13:05 雲南懇話会、国立極地研究所名誉教授 山岸 久雄
講演1 13:05~13:55 「人類、日本列島へ」
探検家、一橋大学探検部創設者、武蔵野美術大学名誉教授 関野 吉晴
休憩 13:55~14:05
講演2 14:05~14:55 「生きて還って、また登る -ミニヤコンカ(7,556m)、奇跡の生還からの40年-」
市川山岳会(当時)、日本山岳会理事・千葉支部長 松田 宏也
休憩 14:55~15:05
講演3 15:05~15:55 「チベットの医学と祈り —山と薬草と仏教と、ダラムサラ10年の暮し-」
チベット医・アムチ、薬剤師、森のくすり塾主宰 小川 康
休憩 15:55~16:05
********************** 以下の講演はオンラインで行われます *****************
講演4 16:05~16:55 「地球はどこでも研究室 -氷河から熱帯雨林、ヒマラヤから海中まで-」
京都大学野生動物研究センター名誉教授、京都大学学士山岳会会長 幸島 司郎
休憩 16:55~17:05
質疑応答 17:05~17:20 (質問事項は質問票に書き、休憩時間中に司会者まで、ご提出ください)
総括トーク 17:20~17:30 雲南懇話会代表、筑波大学名誉教授 安仁屋 政武
4.懇話会参加費用; 一人2,000円。 但し、学生・院生は無料
5.参加申込はメールで info2*yunnan-k.jp まで。 (送信時、*を@に換えて、お送りください)