報告)石砂山にギフチョウに会いに行く

日 時]

2023年3月29日(水)

天 候

晴れ

参加者

13名/L石塚、SL小口、SL小清水、SL辻橋、岡、佐久間、佐藤(登)、竹中、田中(清)、富澤、原、松川(信)、吉田(博)

行 程

JR中央本線藤野駅前バス停8:08=赤沢バス停=(デマンドタクシー)=篠原バス停→9:10石砂山登山口→10:30石砂山頂上(昼食休憩)11:15→伏馬田分岐→13:00菅井下山口→13:20 菅井下バス停=(デマンドタクシー)=13:40やまなみ温泉バス停14:18⇒14:30藤野駅、解散。歩行時間約3.5時間

報 告

スプリングエフェメラルとか春の女神と呼ばれるギフチョウに逢いに石砂山へ行った。

中央本線藤野駅から路線バスと地域のデマンドタクシーを乗り継ぎ篠原バス停に到着。篠原集落は、桜、桃、つくし、スミレ、ヒメオドリコソウなど多数の花が咲き誇る静かな里山だ。馬頭観音や庚申塔がたたずむ川沿いの小道を10分程行くと左手に木橋がかかっていて、ここから登山道となる。その手前でこの日最初のギフチョウに逢う。桜の花にとまるギフチョウの貴重なショットを収めることができた。

山頂を目指しヒノキ林から落葉広葉樹林帯を登って行く。落ち葉の中に2匹ヤマビルを見つけた。タクシー待ちをしている間に地元のボランティアの方から鹿が丹沢方面からヒルを運んできて、今年もすでにヒルの情報が入っているとの話をきいていた。帰宅後靴下の中が真っ赤に染まってヒルの被害をうけた会員もいたそうだ。

登山道脇にカントウアオイの株が所々にあった。ギフチョウの生息期間は、わずか2週間ほどでその間にカントウアオイの葉裏に産卵する。産卵直後は緑色で、数日たつと真珠のような白色、さらに黒真珠色に変わり2週間で孵化するそうだ。真珠のように輝く卵も見てみたい。登山道でも数頭のギフチョウが舞っていた。

山頂まであと300メートルという地点からブナ林の急登になる。ブナの新芽を楽しみながら木階段を一歩一歩丁寧に登り予定よりだいぶ早い時間に着いた。山頂では、ギフチョウが2頭、3頭と戯れていたり、土の上で羽を広げ日向ぼっこをしていたり。たくさんのギフチョウに逢う事ができた。この時期でも全く逢えない日もあるらしく、私たちはとっても良い日に来られたようだ。ここで1時間ほど昼食休憩とし、ギフチョウの写真を撮ったり観察したり、南に見える丹沢の山々(焼山、大山)の景色を楽しんだ。

下山は、菅井を目指しキブシのアーチから出発。独立峰らしく急登の後は、急下降が待っていた。200メートルの木階段を慎重に下った。途中鉄塔のあたりで樹林帯を抜け見晴が良く振り返ると今登ってきた石砂山が見えた。この辺りは、日当たりが良くワラビが沢山生えていて、柔らかいところを摘んで持ち帰った。アク抜き方法を教えてもらったので、翌日美味しくいただいた。

再び自然林の中を歩き伏馬田への道を分け、伏馬田城(尾崎城)跡分岐を過ぎて菅井の集落に出た。立派な梅の木やミツバツツジなどを愛でながら(アイキャッチア画像)、タクシー乗り場に向かった。やまなみ温泉バス停で先発組と

合流しバスで藤野駅到着。解散後いつも通り反省会。先輩方の山の知識など存分に学ばせていただいた一日だった。

(文/吉田博子、写真/岡義雄、石塚嘉一)

 

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