報告)10期登山教室 修了山行「三ツ峠山」 一年の成長を振り返って 

日 時

2024年3月16日(土)〜17日(日)

天 候

1日目/晴れのち薄曇り、2日目/晴れのち曇り

参加者

27名/受講生16名、スタッフ11名

[A班] 班L中村(敦)、班SL(16日)皆川、(17日)辻、市村、勝又、榊原(啓)、祢津、野村、渡邉、
講師近藤、
[B] L山内、班SL浅野、井上、乙川、河村、丸谷、大和、横山、総括L宮崎、山行L村岡、

[C]  班L中村(正)、班SL吉田、佐藤(は)、榊原(さ)、菅野(初)、土橋、SP佐野

行 程

1日目/9:15三つ峠駅→9:55〜10:10さくら公園→11:05ゲート→12:35〜13:05馬返し→15:05〜15屏風岩→15:25〜45三つ峠山荘→16: 00〜30開運山→16:40三つ峠山荘(泊)
2日目/8:50三つ峠山荘→10:30〜45送電鉄塔→11:15〜25霜山→12:50〜13:30天上山→14:20河口湖駅

記 録

 初日の標高差が1100m以上あり、一泊の荷物を背負って歩くハードな行程である。
集合場所の三つ峠駅には、重そうなザックを背負った受講生が清々しい表情で現れた。荷物の重さには個人差が相当あるように感じられた。ゴールの山頂を仰ぎ見て「あんなに上るのか〜」という言葉が漏れる。

 長い林道歩きののち登山口に到着。積雪はほぼ無い。股のぞきで富士山とご対面、馬返しで昼食。この先から急登が始まる。屏風岩が徐々に近づいてくるのを感じる。八十八大師から先の谷のトラバースには残雪と凍結があり、通過に緊張を強いられた。屏風岩はクライミングの練習場所であり宮崎講師も若い頃はよく通っていたと説明があった。その後、三つ峠山荘に荷物を置いて山頂を往復した。春霞で富士山はうっすら見える程度だったが、開放的な景色を堪能できた。

 夕食後の修了式では一人一人に修了証が手渡された。10期は26名で開講し、下期に19名となった。講座7回、実習登山12回、年間を通しての皆勤賞は19名中3名。素晴らしいことである。続いて行われた懇親会では、印象に残った山行や感想を話してもらった。意外にも、悪天候やハードだった山行で自信がついたと述べる人が多かった。引き続き山を楽しみたいと入会を検討している方が半数以上いたことは、スタッフにとって非常に嬉しいことであった。

 翌朝は日の出前に山頂へ。風が強く、富士山の近くに大きなレンズ雲が出ていた。下山は府戸尾根を下る。残雪があるためチェーンスパイクやアイゼンを装着した。アイゼンの爪をしっかり食い込ませる歩き方などを再確認できたようだ。

 重い荷物を背負って残雪期の長い下りをしっかり歩き通せる力がついたのは一年の実習の成果であろう。受講生の成長を感じた修了山行だった。

(文/村岡庸こ、写真/辻 正人、佐野豪昭)

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