~現在地を知り、道迷いを未然に防ぐための技術習得~
日時
2023年1月28日(土)
天候
晴れ
参加者
13名 石橋(リーダー)、佐野(副リーダー)、清水(班リーダー)、山本、元木、三尾、
中原、西山、中尾、広瀬、齊藤、上原、鎌塚、計13名
行程
8時2分 鳥沢駅集合、事前説明→9時0分 登山口、準備=9時10分 三班に分かれ順次登山開始→
9時40分 480m→ 10時10分 560m → 10時30分 644m → 11時15分 960m →11時40分 倉岳山
=昼食=12時15分出発 → 12時55分 747m → 13時40分 570m → 14:47第三班下山、
15:00第一班下山、15:10第二班下山。
記録
前日夜に降り出した雪が心配であったが、当日の朝は快晴。鳥沢駅に予定通り全員集合。
山行委員新体制で、山行委員の技量育成を目的に、第一回地図読み山行を実施。地図読みが目的の為、
バリエーションルートでの登山となる。
育成山行企画者である石橋委員長から地図読み山行の目的、意義、注意すべきポイントを説明。
GPSなどのアプリは起動可であるが、登山中は使用しないと言うことで、北西尾根末端部の登山口へ
移動。登山口までおおよそ30分ほど歩く。
取りつきにて、各々準備。取りつき付近で1-2㎝ほどの雪があった。地図読み山行と言うことで、お
およそ5分程度の間隔をあけて三班に分かれスタート。登りのチェックポイント到着時に各自地図に
て現在地と方向をチェック。降雪にて足跡もあり、登りは順調に進む。北風がところどころで強く冷
たく吹き、各休憩ポイントでは立ち休憩に。大木の裏に隠れ、風を避けるも長く休憩出来ない。644
m地点以降で登り最大の傾斜角であったポイントは、土が締まっており、懸念していた足滑りが少な
く順調に進む。山頂手前のへそ水(ぬた場)を見つけ、山頂へ。晴天のおかげで、富士山を眺めなが
ら昼食。メンバーの笑顔が見られ、立ち休憩のみであったが、疲労度は薄い。下山予定ルートの降雪
状況が心配であったため、参加者に軽アイゼン・チェーンスパイクの着用をお願いする。下山を開始
後、早速900m付近の急登で足が滑りそうになるが、チェーンスパイク着用にて転倒者はいなかった。
全ての班で、下りの747mポイント付近でルートを見失う。何とかルートを探し当て、下山再開する
が第一班はポイントから直進して先行していたため、747mポイントまで戻るのに時間を要した。
ここで下降の順序が第三班、第二班、第一班へと入れ代った。本来ルートに復帰して下山再開。
500m付近より岩稜帯が現れ、急な登りと下りが連続し、更に日当たりの悪いポイントでは雪があ
り、ペースが落ちる。第三班より、後続の班に、ルート注意の呼び掛けをトランシーバーで連絡。
第一班、第二班はロープを使用して順に下降。メンバーの一部から、『怖い』と言う声も。慎重に
歩き、岩稜帯を踏破する。落ち葉が深く、スリップしやすい箇所もあり、最後まで気を抜けない。
平坦なところで現在地、方向を確認しつつ400m付近まで下山をすすめる。降り口の登山口が見え
メンバーから安堵の声が上がった。第三班、第一班、第二班と順次到着し、全員の無事を確認して
下山完了。梁川駅まで歩き、駅で解散した。
(記録、文/佐野)